ニュールンベルグ トイ フェア

世界中から集まった模型ファンが注目!
京商の新商品が、ニュールンベルグの観客を魅了した。

その年の世界の模型市場を占うニュールンベルグトイフェアが、今年も2 月初旬の2〜7 日、ドイツのニュールンベルグ市で開催された。京商は約100 坪のスペースに、陸・水・空全ジャンルでヨーロッパ初お目見えとなる新作をはじめ、人気の新製品を展示。ほとんどが日本国内向けと変わらない仕様であったものの、関心の高さは日本とまったく同じ。近年は模型の楽しみ方もグローバル化が加速している事を再認識させてくれた。そして今回も京商ならではのデモラン&フライトを大々的に実施。観客の目を釘付けにし、京商ブースは常にひしめくほど多くの来訪者を集めていた。カーモデルのデモコースには落差の大きなジャンプ台を設け、ミニインファープラスミニインファーノST プラスを始めとした電動マシンが迫力の走りを披露。息を呑んで見守る観客で、前に進めないほどであった。

さらには1/8 レーシングで'89年度から5大会連続、そして2003年度からは2大会連続という不世出の現世界チャンピオン、ランベルト・コラーリ氏と、1998年度 1/8 バギー世界チャンピオンのダニエル・レカード氏が京商ブースで製品説明を行い、かつ来場者からの質問に答えるという趣向が大人気で、注目度抜群であった。さらに話題となったのが、日本でもほぼ同時に情報公開を行ったインファーノST-Rだ。 フルモデルチェンジといっていいほどの進化に誰もが驚き、関心を集めていた。すでにアメリカとヨーロッパで人気の新カテゴリーレース「トラギー」(トラックとバギーをあわせた造語)を照準にしたもので、日本でも近々レース開催されるのは確実だ。要注目である。また日本でも爆発的人気となっている「ミニッツAWD」はこちらでも大人気。入手困難とあって、展示された製品を食い入るように見つめる観客の姿が印象的であった。

そして空物モデルではEP キャリバー400が狭いデモエリアをものともせず、迫力のフライトを披露。3D マニューバをこなせるEP ヘリであることを十分アピールできるスリリングなフライトで、観客を魅了した。それもそのはずでフライヤーはヨーロッパ選手権で常に上位に入っている京商サポートフライヤーのヨハン・エガー氏とオリバー・ベッセル氏。観客からの質問が、彼らにも集中していた。また初展示となった「EP オキザリス」や「キャリバー5」への関心の高さも特筆できるもの。日本ほどにはF3AやF3C の競技人口は多くないという風評は、どうやら改められなければならないようだ。

水上モデルではミニッツボートシリーズの新作「ミニッツカタマランボートシリーズ ランボルギーニ C-1 CAT」を発表。 カタマランタイプの新艇体はサイズを超えたリアルな仕上がりで、ボートファンにアピールしていた。さらに迫力の1m 級レーシングボート「サンストーム1000」も発表。レースに目のないボートファンの注目を一身に集めていたのも印象的だった。一般客から熱心なR/C ファン、そして業界関係者までが世界中から集うニュールンベルグトイフェア。今年も京商はその主役の一角を占めていたのは間違いない。世界中が注目する新製品の数々を、日本のあなたが楽しめるその日は、もうすぐそこまでやって来ている。ご期待いただきたい。

主な展示製品

INFERNO ST-R <インファーノST-R>

世界チャンピオンマシン”インファーノ”のDNA受け継ぐMP777を母体に専用開発されたインファーノST-R

OXALYS EP <オキザリス EP>


MINI-Z CATAMARAN BOAT SERIES <ミニッツカタマランボートシリーズ>

ランボルギーニ C-1 CAT

SUN STORM 1000 <サンストーム 1000>


CAR ミニインファーノプラス ARR
ミニインファーノSTプラス ARR
ミニッツ AWD レディセット
インファーノGT レディセット
エボルバ2005 WCチームエディション
インファーノ MP777 SPECIAL 2
インファーノST-R
AIRPLANES オキザリス EP
HELICOPTERS EPキャリバー400
キャリバー5
BOATS ミニッツカタマランボート
サンストーム1000