Mini-Z CUP第4戦 関西大会は140名を超えるエントラントを迎え、関西では初開催となる「ATC(アジア太平洋トレードセンター)」に於いて11月14日・15日の2日間に渡り開催された。会場は駅直結の施設という利便性に加え、ショッピングモール/レストランも備えた便利な複合商業施設内の明るく広い特設会場でMini-Zには好条件での大会となった。
尚、前回の北海道大会に引き続き「JKB女子RCクラブ」の佐久間澪さんも選手として「ノービスクラス」及び「スポーツクラス」に参戦、前回を上回る成績を目指した。
関西(大阪・京都・滋賀)地区にはコースを備えたMS店(※ミニッツサービスステーション)が日頃から熱心にユーザーをサポート、店舗スタッフ自らミニッツカップに参戦し情報をユーザーにフィードバック、また気軽に声掛けされている事からユーザーも安心して楽しまれている様子が伺えた。
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■11月14日(土)
<NOVICE CLASS>
一般的には初心者クラスと言われているNOVICEクラス、ここ最近はレベルにも上昇傾向が伺われる中、18名(うち5名が女性)がエントリー。予選4番手ながら唯一14周をマークしてトップに立った小寺選手は決勝でも優位な戦いが期待されたが、小さなミスを取り返せず5位に後退、コンスタントに周回を重ねて抜き出た篠原選手がトップゴール。熾烈な2・3番手争いは進藤選手・伊藤選手が追いすがる田口選手を抑え入賞した。
<COMPACTCAR CLASS>
HM(ハイマウント)&支給されるアルカリ電池で争われる実力者揃いの人気カテゴリーで、今回は29名がエントリー。予選では上位9台までが15周をマークし、7秒差の中に9台がひしめく混戦。ワンミスが命取りとなる決勝では中村選手が磐石の走りでTQ & WIN。2番手には約2秒差でベテラン近田選手、3番手には愛知県から参戦の川浦選手が高橋選手の猛追を抑え滑り込んだ。
<EXPERT CLASS>
関東・九州・北日本で既に代表権を獲得した選手のみが有資格者という超エキスパートドライバーが腕を競うスペシャルステージで、名うてのMini-Zマイスター23名がエントリー。予選でも唯一17週をマークした柳澤(利)選手の独断場と思われた決勝は最終周回まで目が離せないデッドヒートが展開され、0.04秒差で柳澤(利)選手が辛うじて逃げ切り優勝。正に手に汗握るクリーンな名勝負に会場からも拍手と歓声が沸き起った。若干13歳の若手ドライバーで2位入賞の塚本選手の今後の活躍にも期待したいところだ。
<RALLY CLASS>
支給されるドリフトタイヤの装着が義務づけられ、4WDならではのドリフト走行を競い合うレースは見ている方も楽しいカテゴリー。総勢14名がエントリーしたこのレースでは序盤から好調をキープしたベテラン平城選手がトップを譲ることなく2番手に約9秒の差をつけてTQ & WIN。2番手前田選手3番手畑選手の3名が代表権をゲットした。
■11月15日(日)
<SPORTS CLASS>
入門クラスに最適なスポーツクラスにはJKB女子RCクラブ佐久間澪選手を含め5名がエントリー、表彰台への確立がグンと高くなっただけに各選手とも気合が入る。予選から終始安定した走りを見せた地元 細田選手がTQ & WIN。2番手には予選2番手ながら決勝では一時トップを走った佐久間澪選手が悲願&初の表彰台に、日下選手が4番手に1周以上の差をつけて入賞した。
<JSCC CLASS>
各地区で最も人気が高くエキスパートドライバーが集うこのカテゴリーには30名がエントリー。予選から好調の加藤選手を筆頭に上位陣が凌ぎを削る決勝は目まぐるしく順位が入れ替わり混戦の様相。そんな中、予選9番手(平田選手)6番手(鹿島選手)が抜け出る展開となりゴール。予選4番手の矢野選手は0.34秒及ばず4位と涙をのんだ。
<OPEN CLASS>
最速のスピードレンジで競われるオープンクラスには女性ドライバー1名を含め全国から腕自慢の22名がエントリー。予選で17周をマークした上位3選手に注目が集まる中、同じく予選8番手の原選手が食い込む展開となり、最終的には3番手川染選手が仲田選手に2.33秒差を付け入賞。
<BUGGY CLASS>
今シーズンからジャンプ台が若干小型化されたとはいえ障害物の攻略、ジャンプ台を克服するテクニックが要求されるバギークラスは難敵。東京・香川からの遠征組を含め7名がエントリー。予選から終始安定かつメリハリを効かせた絶妙なマシンコントロールを発揮した浅場選手がTQ & WIN.。2番手には昨年同大会で3位入賞の川上選手、3番手にはMini-Z CUP参戦2戦目の浦田選手が入り、代表権を獲得した。