12月5日・6日、Mini-Z CUP2015の最終戦となる中京大会が昨年に引き続き愛知県長久手市「トヨタ博物館」にて開催された。大会初日は110名の事前エントリーがあったことから、予めアナウンスさせていただいた通り練習時間2分間というエントラントの皆様には非常にタイトな時間的制約のなか、2回の予選を経て決勝という慌ただしい進行スケジュールで開催させていただいた。
■12月5日(土)
<NOVICE CLASS>
NOVICEクラスには6名の女性ドライバーとジュニアドライバーを含む24名がエントリー。予選TQの大澤選手が決勝でも順調に周回を重ね優勝。予選5番手の山本選手が2位、3位にはBメインから勝ち上がった朝倉選手が予選上位選手を抑え3位に入賞した。尚、このクラスには大人のモノカルチャー誌【GOODS PRESS】から大竹選手、ミニッツのオプションパーツでお馴染みの【GARAGE HIRO】の佐野選手も参戦、一ユーザーとしてミニッツMini-Zを楽しまれていた。
<COMPACTCAR CLASS>
HM(ハイマウント)&オフィシャル支給のアルカリ乾電池使用というレギュレーションはエキスパートドライバーにも人気の高いカテゴリーで今回は28名がエントリー。予選では上位16台までが15周をマークし、10秒差の中に16台がひしめく激戦となった。ワンミスで順位に大きく響く決勝では予選から好調の筒井選手が磐石の走りでTQ & WIN。2番手には約1周差で内田選手、3番手には小久江選手が坂本選手の猛追を抑えて3位に滑り込み予選と同順位での結果にて終了した。
<EXPERT CLASS>
Mini-Z CUP2015の各地区予選で既に代表権を獲得した選手のみ出場が許される超エキスパートドライバーが凌ぎを削るスペシャルステージで、多くのファイナリストを含む全国のMini-Zマイスター24名がエントリー。決勝では45周を走りきった乾選手と桑田選手が1-2、3番手には九州から遠征参戦の黒瀬選手が0.05秒差で追いすがる中村選手を抑えて入賞した。
<RALLY CLASS>
オフィシャルから支給されるドリフトタイヤを使用し、4WDならではのドリフト走行で競い合うクラス。ラリーカー風に個性的にカラーリングされたマシンも見受けられ、モデリングが楽しめるレースカテゴリーもMini-Zならではの情景で車検スタッフもビジュアル的に楽しませていただいた。レースでは予選2番手ながら安定した走りをみせた吉田選手が予選トップの中楯選手をかわし優勝。2番手に中楯選手、3番手戸選手は4番手江口選手に約8秒の差をつけ入賞、代表権をゲットした。尚、優勝の吉田選手はコンクールデレガンスも受賞しダブルタイトルを手にした。
■12月6日(日)
<SPORTS CLASS>
レース入門に最適なスポーツクラスはパッケージを開けた状態から限られたオプションパーツのみ装着が許され、マシンに大きな差が出ない様に設定されたカテゴリー。今回このクラスには親子・兄弟参加の選手も見受けられた。決勝レースは予選3番手の安藤選手が終始安定した走りを見せ上位2選手をかわし優勝。2番手には兄弟対決を制した兄中村(優)選手が、3番手には後藤選手が入った。一方、注目の親子対決はお父さんの前川(瞬)選手が面目を保って勝利した。尚、前川選手親子は早くも来年の参加を表明され、親子対決の再戦が楽しみになってきた。
<JSCC CLASS>
全国的に人気が高く多くのエキスパートドライバーが競うこのカテゴリーには32名がエントリー。予選から好調の栄喜選手を筆頭に上位陣が凌ぎを削る決勝は目まぐるしく順位が入れ替わる混戦の中、予選6番手(水野選手)2番手(清水選手)が抜け出してゴールを決め、予選5番手の松本選手が0.4秒差で4位渡辺(大)選手との接戦を制して代表権を獲得した。
<OPEN CLASS>
Mini-Z CUP最速のスピードレンジで競われるオープンクラスには全国からスピード&テクニック自慢の21名がエントリー。予選で18周をマークした上位3選手に同じく予選4番手の橋本選手が食い込む展開となり、接戦を制してのトップゴールは前回の大阪大会で惜しくも4位だった仲田選手が雪辱を果たし優勝、2位に橋本選手、江口選手が3位に入り入賞し表彰台に上った。
<BUGGY CLASS>
インドアオフロードとして各種障害物やジャンプ台が設置されたコースを攻略するバギークラスには東京・神奈川からの遠征組を含め7名がエントリー。予選から安定したマシンコントロールを発揮した昨年度コンパクトクラスファイナリストの中村(剛)選手がTQ & WIN.。2番手には前回の大阪大会同クラス6位の佐藤(研)選手、3位には山梨県から参戦の中澤選手が入り、代表権を獲得した。尚、2位入賞の佐藤(研)選手はコンクールデレガンスとのダブル受賞となった。
尚、今大会で「スポーツクラス」に参加された選手の皆様には、送信機(電子機器)の不具合により多大なるご迷惑をお掛けしました事に付きまして、この場をお借りして深くお詫び申し上げます。
誠に申し訳ございませんでした。
今後は原因の究明と再発防止に全力で取り組んで参る所存でございますので、引き続き京商製品をご愛顧いただきたく宜しくお願い申し上げます。
また、本年度開催のMini-Z CUP2015/Mini-Z MEETING/COMIC MEETINGにご参加いただいた選手の皆様サポーターの皆様、また大会開催に際し多大なるご理解とご協力をいただきました販売店様並びに会場をご提供いただきました各施設のご担当者様に対しましてこの場をお借りして厚く御礼を申し上げます。
誠に有難うございました。