■出展内容 |
ついに姿を現したアスリートヒューマノイド“マノイ”。 |
東京ビッグサイトで開催されたプラモデル・ラジコンショー初日の業者招待日、特別に設けられた記者会見場で、“マノイ”の発表会が開かれた。集ったマスコミは、約40社60名以上。世間一般のホビーロボットに対する関心の高さを裏付ける盛況ぶりだ。スチールカメラ、TVカメラが前列に陣取り、発表の瞬間を待つ中、社長挨拶、プロジェクトリーダーである会長による説明に続き、開発担当者が詳細を解説。今回はロボットクリエーターの高橋智隆氏、近藤科学株式会社、京商の3者によるコラボレートということで、それぞれの持ち味がどう活かされているかを紹介。その成果を披露するデモ歩行への期待がヒートアップ。そしていよいよその時がやって来た。記者の皆さんが一斉にデモコース前に集まって来る。まずはプロトタイプのキャラクタースーツを装着した“マノイ”が、ご挨拶の後に安定した二足歩行、片脚立ち、その場転回、各種ポージングを披露。次いでスーツをはずしたフレーム状態のプロトタイプ機が5m速歩にチャレンジ。わずか12秒ほどで駆け抜けるという、他の多数の市販ホビーロボットに倍以上の差をつける圧倒的パフォーマンスを見せつけた。しかも2回目のタイムトライアルでは途中で転倒し、自力で起き上がって速歩を再開するというハプニングが発生し、図らずもその高性能ぶりをさらに見せつける結果となった。 続いての質疑応答では、詳細なメカ解説を求める質問が相次いだ。加えてデザインに関する質問、買った後も続く楽しさにつながる競技「アスレチクス ヒューマノイド カップ」への質問などが寄せられ、“マノイ”の魅力がよりあぶり出される結果となった。 この記者発表の翌日早朝には、人気司会者によるTV番組内でこの光景が放映されるなど、“マノイ”への関心は高まるばかり。そのため、これから様々な媒体での登場が続く。来年6月の発売に向けて、いよいよ開発は最終段階を迎えた。理想と夢を形にする京商の開発力に、ぜひご期待いただきたい! |
カメラの砲列が“マノイ”を狙う。その愛らしいキャラクターとスムーズな動きに、記者達からは笑いと溜め息がもれていた。 | フレームのみのプロトタイプが速歩を披露。本格的な走り(両脚が浮く状態で駆ける事)の実現の鍵を、“マノイ”は握っている。 |
閉会後も質問を続ける記者で会場は賑わった。プロジェクトリーダーが答えに窮するような専門的質問をぶつける知識豊富な記者も多数来場。そんな彼らさえも驚かせるようなパフォーマンスは、必ずや市場で人気を勝ち取る事だろう。 |