1/10GPバギーという独自のカテゴリーで登場した「DBX」以来、ラリータイプのDRX、モンスタートラックのDMTと派生車種を生み出して来た通称「Dシリーズ」。GPの京商という常識を覆す、最新のブラシレスモーター仕様のVEシリーズも登場してその勢いは止まらない。そして2011年、DBX/DRX/DMTの3タイプ全てにおいてエンジン仕様と電動(VE)仕様を選べるようになる。ここで熟成の域に達成するDシリーズの全貌を解明しよう。あなたはDシリーズの本当の魅力を知っているだろうか?既に楽しんでいるあなたにはさらなる楽しみ方を! これから始めるあなたにはベストバイがきっと見つかるはず! さぁDツアーの始まりだ!!
まず、Dシリーズには大きく分けて3つのカテゴリーが存在するんだ。
オフロードコースを始めとする悪路を走ったり、時には豪快なジャンプなどもこなせるバギー、それがDBX 2.0だ!端正なスタイルからは想像もできないほどのタフさをもっているんだな。軽量なシャシーに1/8サイズのタイヤ&ホイールを装備して、バツグンの走破性を獲得。1/8バギーにも勝るとも劣らない性能が魅力なんだ!
続いて、ラリージャンルというカテゴリーを創造したDRX。WRCを彷彿とさせるスケールボディをまとい、オンロードからオフロード、フラットダートまで幅広いフィールドで走行できるのが最大の魅力だよ。
最後はDMT!これぞモンスタートラックという迫力のアピアランスで見る者を引きつける豪快さが売りだ!
そして、これらは全て完全完成済みシャシーにカラーリング済みボディ、2.4GHz送信機付きのレディセットで用意されるんだ。どうだい、すごいでしょ?究極の手軽さがシリーズを通して共通する魅力なんだ!
キミならどれから始める?
※本ページ内に使用されている写真、DBX、DMTの動画に出てくる送信機は海外仕様です。日本国内仕様とは異なります。
次は、パワーソースを見ていこう。3つのカテゴリーにはそれぞれGP仕様とEP(VE)仕様が存在するぞ。(※DBXとDRXは2011年登場予定)
まずはエンジンから説明しよう。“GPの京商”がこれまで培ってきた経験を活かして、「始動性に優れ、扱いやすく、それでいて十分なポテンシャルを持つ」という理想のエンジンを造り出した。それがシリーズを通して採用される「GXR18SP」エンジンだ。ワンウェイベアリングを排したリコイルスターターを装備しバツグンの始動性を誇り、ドライバビリティに優れた特性は誰にでも扱いやすく仕上がっている。アルマイトされたクーリングヘッドはそのポテンシャルの証だ。まさにGPの京商に恥じないのがGPシリーズだ! 《走行までに必要なもの》
●送信機用単3アルカリ
 乾電池4本
●燃料
●プラグヒーター
●プラグヒーター用電池
●燃料ポンプ
続いて、話題のブラシレスモーター仕様のVEシリーズ。
EPの世界では知らない者はいないほどのブランド力を持つ「Team Orion」そのOrionブランドのブラシレスモーターとESC(スピードコントローラー)を装備しているのがVEシリーズだ。スロットル操作に即座に反応するEP独特のフィーリングは、エンジン以上の手軽さも相まって人気急上昇中のカテゴリーだ。
迫力のエキゾーストノートとスロットルにリニアに反応するパワーデリバリーが魅力のGP、手軽にスイッチオンで走り出せるEP、キミはどっちを選ぶ?
《走行までに必要なもの》
●走行用バッテリー
 スーパープラグタイプの
 7.2〜8.4Vニッケル水素、
 7.4Vリチウムポリマー
●充電器
●送信機用単3アルカリ
 乾電池8本
Dシリーズ最大のハイライトがそのシャシー構造だ!なぜ「Dシリーズ」と呼ばれているのか?それはメインシャシーそのものが共通プラットフォームとなっているからに他ならない。GPはブルーシャシー、EP (VE)はブラックシャシーで構成され、このメインシャシーにそれぞれのサスペンションユニット/タイヤ&ホイールが組み合わせられる。これが何を意味するかと言えば、メインシャシーやサスペンションユニット、パワーソースの入れ替えで6タイプ(3シャシー×2パワーソース)全てにコンバート可能ということなんだ。これこそがDシリーズの真骨頂!始めに選んだシャシー一つで複数のカテゴリーを楽しめるという究極のR/CカーがDシリーズとも言えるね。
Dシリーズの全貌を解明する旅「Dツアー」はいかがだったかな?
既存のR/Cカーの常識を覆すコンポーネントでラインナップされるDシリーズ。
その魅力は感じてもらえたかな?要するに、最初に手に入れたマシンはきっかけに過ぎないということ。その気になれば、6通りの遊び方が出来るんだ。
楽しみ方はアナタ次第!さあ、Dワールドへ出かけよう。