昨年11月の発売当初より、ユーザーからのリクエストが多かった京商主催によるドローンレーサーイベントの開催。その第1回目となる記念すべき『第1回 ドローンレーサーイベント』が、東京・お台場のMEGA WEBで開催されました。

ドローンに興味はあるもののまだ見たことがないし、触ったことがない……。そんな人を対象に行った無料体験会、『はじめての体験 レッツ トライ ドローンレーサー』。当日受け付けで参加費が無料ということも手伝って、体験者は2日間で合計約300人にのぼり、ドローンレーサーの注目度の高さをあらためて感じるとともに、多くの一般来場者にドローンレーサーの楽しさを体感していただきました。体験者の多くはR/C未経験者でしたが、なかには短時間で操作方法をマスターしてスムーズにフライトする参加者も！　体験会終了後に行ったアンケートでも『カッコいい』、『想像以上に簡単だった』、『おもしろかった』、『ぜひ購入して遊びたい』など、おおむね好評でした。

親子での参加が目立った『お・ま・か・せ 初心者レーシングスクール』。“普通の体験じゃ物足りない!?”、“もっと上手にドローンレーサーを飛ばしたい”という人を対象に、ドローンレーサーを知り尽くした京商スタッフがレクチャーを行った後、フリー走行を経て卒業検定レースを行うといった流れで進行。約30分の短期集中プログラムではありましたが、スクールの受講前と受講後で大きくレベルアップした参加者もみられました。卒業検定レース終了後は参加者全員に卒業証書を授与。参加者の誰もが笑顔で会場を後にされていたのが印象的でした。

一般的なR/Cカーのレースは早朝集合＆夕方解散がスタンダード。しかし、忙しい人には少々不便で「拘束時間が少し長すぎる」といった意見もあることから、今回のオフィシャルレースはお昼開始＆夕方解散のコンパクトなタイムスケジュールで行いました。コースレイアウトは“誰でも比較的フライトさせやすいように”という配慮から、オーソドックなオーバルレイアウトを採用。2分間の練習走行を行なった後、予選（2分間の周回レース）と勝ち上がり方式の決勝レース（Aメインは5分間の周回レース、Aメイン以外は2分間の周回レース）という流れでレースは進行。予選、決勝ともにR/Cカーのレースに比べると時間が短いため、ひとつのミスが命とりになることから各選手とも慎重なフライトを心がけると思いきや……。どの選手もアグレッシブなフライトを披露して、各所で激しいバトルを展開。加えて、決勝では指定のランディングスポットにいち早く着陸した選手はレースのトータルタイムが5秒マイナスされる“ランディングチャレンジ”を設定したことで、レースはさらにヒートアップ！　そんな状況のなかで抜群の安定感と他を圧倒する速さをみせて優勝を飾ったのは、小泉 学選手（大会初日）と田中歩武選手（大会2日目）でした。

オリジナルデザイン＆ペイントを施したボディのなかから、“これぞ！”というグッドルッキンなボディを選ぶコンクールド・エレガンス。今回はスペシャルゲストのアラブルカさんが選考を行いましたが、大会初日は香水を染み込ませたシルクフラワー、リボン、スタッズをあしらった唯一無二のロリータ風ボディメイクで来場者の注目を集めた飯原夏子選手が獲得。大会2日目は1992年のF1マシン、ジョーダンヤマハ192をモチーフにカラーリングしたボディがレーシームード満点だった望月浩希選手が獲得。また、このふたり以外にもオリジナルのカラーリングでレースに参加した選手が多く見られ、彩とりどりのドローンレーサーがコースを駆け抜けました。