KYOSHO CUP 2017 FINAL CHAMPIONSHIP第24回 京商カップ2017 ファイナルチャンピオンシップ レポート

2018.3.17-18   静岡県・清水パーキングエリア「ぷらっとパーク」

KYOSHO CUP 2017 FINAL CHAMPIONSHIP第24回 京商カップ2017 ファイナルチャンピオンシップ レポート

北海道、北日本、関東、中京、関西、九州の全国6ブロックで開催したオフィシャルレースの上位入賞者によって争われる頂上決戦、『京商カップ2017 ファイナルチャンピオンシップ』が3月17日、18日の2日間にわたって開催された。
戦いの舞台となったのは、2015年度大会以来2年ぶりの開催となる新東名高速道路 清水パーキングエリア内“ぷらっとパーク”の特設コース。参加するすべての選手が初めて走るコースレイアウトとなるイコールコンディションのもと、日本一を争うにふさわしい白熱のバトルが各所で展開された。
また、レース開催期間中は掘り出しものやレアアイテムを多数用意した京商お宝ジャンク市をはじめ、陸・海・空のR/Cモデルを展示した京商ギャラリー、ミニッツレーサーの体験操縦など、レース以外のコンテンツも用意。レース参加者だけでなく、清水パーキングエリアを訪れたすべての来場者に楽しんでいただける催し物も盛況だった。

EPバギー 一般 クラス


予選で拮抗したタイムをマークしたTQの宮野選手と予選2番手の中島選手とのマッチレースとなったEPバギー 一般クラスの決勝Aメイン。両選手はオープニングラップから3番手以下の選手を引き離し、テール・トゥ・ノーズのバトルを展開。逃げる宮野選手の背後にピタリとつけて、オーバテイクのチャンスをうかがう中島選手。レース序盤から宮野選手と中島選手が順位を入れ替えながらのトップ争いが続く。しかし、レース中盤に中島選手がインフィールドのジャンプセクションでミス。いったんは宮野選手との差が大きく開いたものの、そこから再び中島選手が猛チャージ! そして、レースが残り30秒となったところで宮野選手が痛恨の転倒……。最後の最後に再びトップに立った中島選手が、逆転でEPバギー 一般クラスを制した。

第2位 宮野 雅之第1位 中島  徹第3位 縄間 英治
 

Pos.Driver NameLapTotal TimeBest TimeAverage Time
1中島  徹2808:08.716.88917.538
2宮野 雅之2808:10.516.92617.617
3縄間 英治2708:03.316.88917.884
4間瀬 信吾2708:12.517.06418.295
5薮内 政夫2608:02.917.39618.506
6酒井 国和2608:07.218.04518.856
7山根 俊弘2408:16.117.43220.62
8鈴木 厚紀1906:08.416.69819.482
9山西 将人1508:10.817.61433.772
10浅場  忍100:25.800

EPバギー ジュニア クラス


小学生以下のキッズドライバー9名によって争われたEPバギー ジュニアクラスの決勝Aメイン。スタート直後から激しく順位が入れ替わる波乱含みの展開となったが、ポールスタートの横山選手だけはポジションをキープしてトップを快走し、レース序盤をリードする。しかし、2分が経過した時点で8番グリッドから追い上げてきた前田選手が横山選手をかわしてトップに浮上、2番手も9番グリッドからスタートした所選手がつける。そして、前田、所の2選手によるトップ争いが続いたが、レース終盤で所選手が前田選手をかわして、ついにトップに! レース全般をとおして19秒~20秒のラップタイムをコンスタントに刻み、前方の8台をごぼう抜きした所選手が2016年度大会に続く優勝で2連覇を達成した。

第2位 富岡 祥吾第1位 所  凉生第3位 前田 知樹
 

Pos.Driver NameLapTotal TimeBest TimeAverage Time
1所  凉生1505:14.219.06920.475
2富岡 祥吾1405:07.919.29421.391
3前田 知樹1405:08.419.24121.947
4宮井 彩名1405:10.320.03221.858
5小松 大治郎1405:17.519.91622.897
6横山 莉和1405:18.119.08223.195
7高橋 朔也1305:03.518.5222.14
8山崎 大介1205:13.421.78926.084
9数野 太祷405:38.838.12501:29.9

ピュアテンGP [個人戦] クラス


TQを獲得した高瀬選手をはじめ、青木、標、富岡、藤田の予選上位5選手が22周を記録して混戦が予想されたピュアテンGP個人戦の決勝Aメインは20分間の長丁場レース。給油のタイミングやピットワークでも順位が大きく入れ替わるため、ひと筋縄ではいかないところも見どころとなる。レース序盤は高瀬選手からトップを奪った標選手がレースを支配し、スタートで出遅れた予選2番手の青木選手が僅差で標選手を追う展開に。そんな状況のなかで迎えた1回目の給油。標選手が先に給油を終え、その翌周に青木選手も給油を行ったが、青木選手が標選手の前でコースに復帰してトップに浮上。その後は後続車にミスなどもあってリードを大きく広げていった青木選手が、2位に入った高瀬選手以下の全選手をラップ遅れにする独走で優勝を飾った。

第2位 高瀬 清光第1位 青木 京市第3位 富岡 慎雄
 

Pos.Driver NameLapTotal TimeBest TimeAverage Time
1青木 京市8420:13.313.75214.429
2高瀬 清光8120:12.714.10814.997
3富岡 慎雄7920:08.513.97315.254
4藤田 勝彦7820:05.914.24515.435
5薄井 一重7820:16.014.07715.563
6標  憲一7418:05.313.84514.684
7安達 明夫7320:02.013.54616.463
8丸山 祐也6115:33.314.13815.254
9藤田 俊彦5520:07.414.01722.087
10児玉 修一2305:57.813.90915.631

EPミニ クラス


2016年度大会でEPバギー 一般クラスを制した小泉(大)選手と若松選手のふたりが予選で20周をマークし、頭ひとつ抜け出たかたちとなったEPミニクラス。決勝Aメインでは2番グリッドの若松選手がTQの小泉(大)選手を抑えてホールショットを奪ったが、1周目のフィニッシュライン通過直前に転倒してトップ争いから脱落。労せずしてトップを奪い返した小泉(大)選手に、今度は北井選手が襲いかかる。北井選手はレース序盤からファステストラップを記録する走りで小泉(大)選手にプレッシャーをかける。しかし、これに動じない小泉(大)選手はトップをあけ渡すどころか、その後は15秒台前半のハイペースでラップを重ねてトップをキープ。その後も危なげない走りを披露した小泉(大)選手がポール・トゥ・ウィンを達成した。

第2位 北井 利幸第1位 小泉 大晴第3位 荒川  努
 

Pos.Driver NameLapTotal TimeBest TimeAverage Time
1小泉 大晴3108:05.015.18915.671
2北井 利幸3108:06.015.16415.679
3荒川  努3108:16.215.32916.029
4若松 篤史3008:01.515.2315.823
5渡辺  明3008:08.915.66716.241
6美和 俊光3008:13.015.44116.25
7小泉  学3008:14.115.36216.221
8渡辺 美樹雄2908:00.815.70916.545
9村瀬 元紀2808:09.815.53517.51
10木下 啓治2708:10.015.88918.209

ピュアテンGP [チーム戦] クラス


全車エンジンを止めた状態からのル・マン式スタートを採用するピュアテンGPチーム戦。その決勝AメインはTQのISUZU Aがエンジン始動に遅れをとり、8番手まで順位を落とす波乱の幕開けに。いっぽう、好スタートでトップに立ったのは予選2位のミサト技建。これにLifeWork、LOFT-Rが続いてトップ集団を形成。その後も快調に走行を重ねたミサト技建だったが、給油後、LOFT-Rにトップをあけ渡す。2番手に東田鉄工、3番手に美和工業所のオーダーでレースは中盤に突入。全チームがドライバー交替を終えた後、トップのLOFT-Rがピュアデンタルクリニックにかわされて後退。そして、レース残り5分をきったところで一時は8番手まで順位を落としたISUZU Aがトップに! その後も追いすがる後続車をふりきって大逆転勝利を手にした。

第2位 アイランドスタイルZ第1位 ISUZU A第3位 ピュアデンタルクリニック
 

Pos.Team NameLapTotal TimeBest TimeAverage Time
1ISUZU A9925:01.713.70115.102
2アイランドスタイルZ9925:03.413.68815.115
3ピュアデンタルクリニック9925:04.613.97915.155
4LifeWork9925:06.514.00915.183
5美和工業所9825:15.713.86715.429
6東田鉄工9725:06.213.68715.443
7(株)ミサト技建9725:08.313.93515.525
8LOFT-R9725:13.513.76215.569
9S.R.M.JACK9525:04.314.03515.782
10ISUZU B9225:05.313.83116.311

プラズマLm クラス (チーム戦)


全車10分間で争われる予選で、2位以下に2ラップ以上もの大差をつけてTQを獲得したMAR with B。24分間の決勝Aメインでもスタート直後こそ2番グリッドのE・P・S 2in1 Tと9番グリッドから大きくジャンプアップしたスタッフサービス・エンジニアリングに先行を許したものの、レース開始3分が経過したところでトップに浮上。2番手を走るE・P・S 2in1 Tを徐々に引き離しにかかり、その後は独走。最終的には2位に入ったスタッフサービス・エンジニアリングに2ラップの差をつけて、初代プラズマLm チーム戦のチャンピオンに輝いた。いっぽう、MAKINO R&D A、E・P・S 2in1 B、Still I Riseの3チームが1秒以内で凌ぎを削り、熾烈をきわめた3位争いはMAKINO R&D Aが僅差で逃げきって表彰台を獲得した。

第2位 スタッフサービス・エンジニアリング第1位 MAR with B第3位 MAKINO R&D A
 

Pos.Team NameLapTotal TimeBest TimeAverage Time
1MAR with B9924:11.813.66114.675
2スタッフサービス・エンジニアリング9724:09.213.87814.944
3MAKINO R&D A9624:12.913.95815.133
4E・P・S 2in1 B9624:13.613.95315.136
5Still I Rise9624:13.713.9315.147
6E・P・S 2in1 T9524:12.114.22415.299
7ペーパームーン S9524:12.413.77115.299
8TEAM TSSK9424:06.513.93515.392
9トナミ商店9324:02.114.18415.462
10ぐりーんぐらすR9124:04.614.43415.863

Concours d'Elegance


きこりん with D チーム(Plazma Lm [チーム戦] )

清水PA利用者も楽しめるミニッツ体験&展示も充実!


今大会では掘り出しモノが盛りだくさんの京商お宝ジャンク市をはじめ、ミニッツレーサーの無料体験コーナーや陸・海・空を網羅する京商製品の展示など、参加者のc付き添いで来場された人や休憩のために清水PAに立ち寄った一般来場者に向けたコンテンツも用意。京商では、今後もR/C製品がより身近な存在となるような活動を展開していきます。

大会をサポートしていただいたスポンサー様


京商カップのメインスポンサーとして年間を通じてサポートしていただいたのが、人材派遣会社『スタッフサービス・エンジニアリング』様。ミネラルウォーターやR/Cカーボディにジャストフィットするスペシャルステッカーの配布をはじめ、レース後の恒例ジャンケン大会ではプラズマLmとお米券をご協賛いただきました。
また、今大会ではオフィシャルスポンサーのうち、ABCホビー様、小川精機様、近藤科学様、三和電子機器様、双葉電子工業様、マルク様の6社がブースを出展するとともにジャンケン大会の賞品を協賛いただき、手厚いサポートをいただきました。
最後になりますが、京商カップ2017 ファイナルチャンピオンシップの開催に際しまして全国各地からご来場いただきました参加者の皆様、そして、2017年度の京商カップを支えていただきましたすべての皆様に、この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。