【大会初日】
前日より小雨が降り続くなか、タイムテーブルどおり受け付けが行われ、開会式では松阪市市長である竹上真人氏のあいさつとともに大会が開幕。開会式終了後も降雨によってスケジュールが大幅に変更となったが、午前中にフリー走行、続いてコントロールプラクティスが行われた。
路面はぬかるんだ箇所が多く、走行ラインも限られるため、各選手とも苦戦を強いられたが、スポーツクラスでは亀田大揮選手がトップタイムをマーク。スポーツクラス優勝経験もある杉浦清彦選手が僅差で続く。オープンクラスが始まる頃には路面コンディションが徐々に回復し、各選手のタイムもアップ。ディフェンディングチャンピオンである杉浦悠介選手が1分14秒台をたたき出してトップタイムをマーク。調子のよさが光る。2番手には高城 航選手、3番手に田中和哉選手、4番手に木村啓吾選手がつける。以下、梶原樹里也選手、河本 周選手、河本篤志選手、高城 学選手と、TOP10のうち上位8台をインファーノMP9 TKI4が独占。車体、選手の調子のよさがうかがえる結果となった。
●予選1ラウンド
午前中の雨雲もすっかりなくなり、ところどころに青空が見え始めた予選1ラウンド目。コースコンディションは若干重いものの、車体に泥が残るほどではない状態のなか、各選手のタイムアタックが始まった。スポーツクラスは亀田選手が制し、2位にはコントロールプラクティスと同様に杉浦選手が続く。オープンクラスは杉浦選手が他を圧倒する速さをみせてトップに立ち、2番手以下も京商車がトップ10に7台入った。
●予選2ラウンド
路面はところどころで乾きはじめ、ベストコンディションとなる。各選手のベストタイムも上がり、1ラウンド目よりもタイムアップ。8周に入る選手が増え、さらに激戦の様相を呈した。スポーツクラスは、1ラウンド目から安定した走りを披露する亀田選手が制し、暫定シードを獲得。オープンクラスはワンミスで大きく順位が変動する緊迫した状態のなか、1ラウンド目から好調の杉浦選手が最後までノーミスで走りきり、2ラウンド目も制す。これにより、シード枠は確定となった。
【大会2日目】
●予選3ラウンド
大会初日とは異なり、朝からベストコンディションのなかでレースは進行。スポーツクラスは初日から好調の亀田選手が3、4ヒートを立て続けに制し、パーフェクトな走りでTQを獲得。オープンクラスは、初日の2ラウンドを制した杉浦選手が序盤でミスもあり順位を落とす。ここで浮上してきたのが梶原選手。見事な走りで3ラウンド目を制して、シード枠獲得に王手をかけた。
●予選4ラウンド
最後の予選となる第4ラウンド。オープンクラスはスタートからハイペースで走行する杉浦選手を梶原選手が追う拮抗した展開。毎周上位陣の順位が入れ替わり、誰がトップゴールするかがわからない状況のなか、4ラウンド目も梶原選手がトップゴールを果たしてシード枠を手にした。