第43回 京商グランプリ 2018レポート

2018.12.8-9  神奈川県愛甲郡「サガミ堂RCレーシングトラック(SRT)」

第43回 京商グランプリ 2018レポート

スリリングな真剣勝負の連続で見応え満点だった“伝統の一戦”


日本のRCレースでもっとも古い歴史をもつ“伝統の一戦”、『京商グランプリ』の第43回大会が、昨年に続き、サガミ堂RCレーシングトラック で開催されました。
開催クラスはインファーノGT3とGT2で争われる1/8インファーノGT、車両はメーカー不問だがその他の規定は京商カップのガスパワークラスに準拠する1/10GPツーリング ゴムタイヤ、JMRCAスポーツクラスの規定が適用された1/10GPツーリング スポンジタイヤの3つ。地元や関東近郊在住選手のエントリーに加え、長野県、愛知県、さらには大阪府からのエントリーもあり、1/8インファーノGTが25名、1/10GPツーリング ゴムタイヤが28名、1/10GPツーリング スポンジタイヤが22名の合計75名が集結。JMRCA主催の全日本選手権も開催される国内屈指のオンロードRCサーキットを舞台に、2日間にわたってハイレベルなバトルが各所で展開され、レースは予定どおりに進行。そして、2018年を締めくくる大一番は無事閉幕を迎えました。

今大会の開催にあたりまして、メインスポンサーとしてイベントをサポートしていただきましたスタッフサービス・エンジニアリング様、コース準備&整備を行っていただきました『サガミ堂』様、ブース出展&テクニカルサポートをいただきました『小川精機』様/『近藤科学』様/『双葉電子工業』/『YURUGIX』様、ご協賛品を提供いただきましたメーカー各社様にこの場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

1/8 インファーノGTクラス 決勝Aメイン


5分間の周回レースを全4ラウンド行い、そのうちのベスト2ラウンドの合計ポイントで順位を決定する予選では、田坂選手が全ラウンドを制するパーフェクトな走りでTQを 獲得。2位に渡部選手、3位に川本選手が続く。決勝Aメインでも田坂選手の勢いは止まらず、スタートから2番手以降を引き離しにかかるが、渡部選手と3位に浮上した4番手スタートの斉藤選手も食い下がって三つ巴のトップ争いに。そして、レースが動いたのはスタートから3分後。ストレートエンドで田坂選手と渡部選手が接触、その隙をついて斉藤選手がトップに、2番手に川本選手が浮上する。そして、ここからは斉藤選手と川本選手がマッチレースを展開。テール・トゥ・ノーズという言葉が相応しい超接近バトルが続いたが、最後は斉藤選手が川本選手に約2秒の差をつけてトップでチェッカーを受けた。

第2位 川本 匡孝第1位 斉藤 楓真第3位 渡部 聖司
決勝Aメイン出場選手

Pos.Driver NameLapTotal TimeBest TimeAve.Lap
1斉藤 楓真6020:06.819.38520.107
2川本 匡孝6020:08.919.41320.109
3渡部 聖司6020:09.219.30820.166
4丸山 泰佑5920:18.319.65820.525
5富岡 慎雄5820:06.019.74720.768
6佐々木 敦史5720:01.219.83521.018
7朝日 雄一郎5720:12.619.96721.271
8岩田 久宏5620:17.619.73721.704
9山崎  芳5420:07.619.63521.724
10田坂 誠悟1003:23.619.73620.578

1/10GPツーリング ゴムタイヤクラス 決勝Aメイン


京商カップの強豪選手が多数エントリーし、激戦区となった1/10GPツーリング ゴムタイヤクラス。予選では3ラウンドでトップタイムをマークした昨年の覇者である関戸選手がTQを獲得。2番手には渡部選手、3番手には松本選手がつける。決勝Aメインでもポールポジションから好スタートをきった関戸選手がオープニングラップを制し、松本選手と標選手が続くが、序盤からハイペースでラップを重ねる関戸選手が2番手以降との差を広げてセーフティリードを構築。しかし、レースが終盤に入ると後方から追い上げてきた渡部選手が、関戸選手に一気に肉迫。一進一退のトップ争いとなり、両者ほとんど差がない状態のままファイナルラップに突入。そして……最終的には約0.6秒という僅差の勝負を制した関戸選手が、京商グランプリ1/10GPツーリング ゴムタイヤクラスの連覇を達成した。

第2位 渡部 聖司第1位 関戸 浩二第3位 松本  孝
決勝Aメイン出場選手

Pos.Driver NameLapTotal TimeBest TimeAve.Lap
1関戸 浩二6220:17.918.75819.683
2渡部 聖司6220:18.518.75219.649
3松本  孝6120:19.919.23220.022
4標  憲一6020:03.918.88220.081
5丸山 泰佑6020:13.319.10520.198
6田村 穏広6020:14.719.35620.233
7五十嵐 修之5820:12.619.71420.919
8國井 英二5820:16.519.53820.944
9伏本 祐美子5720:07.419.92821.148
10美和 俊光5620:12.319.59421.665

1/10GPツーリング スポンジタイヤクラス 決勝Aメイン


全日本選手権のファイナリストがエントリーして、ハイレベルなレースが展開された1/10GPツーリング スポンジタイヤクラス。予選でも全日本選手権のファイナリストである阪井選手がTQを獲得。決勝Aメインではポールポジションスタートの阪井選手と予選2位の入口(秀)選手が頭ひとつ抜け出して、トップグループを形成。しかし、入口(秀)選手がインフィールドで転倒して大きくポジションダウン。これで2番手との差をさらに広げる形となった阪井選手はその後もトップをキープしたが、レース開始から10分が経過したところで、後方から猛追してきた入口(秀)選手にトップを譲って後退。ここからは入口(秀)選手が快調にラップを重ね、このまま優勝かと思われたが、レース残り1分30秒のところでトラブルによりスローダウン。代わってトップに立った伏本選手が逆転で優勝を飾った。

第2位 中山 博夫第1位 伏本  一第3位 入口 秀輝
決勝Aメイン出場選手

Pos.Driver NameLapTotal TimeBest TimeAve.Lap
1伏本  一6720:10.517.28718.042
2中山 博夫6720:17.517.29318.177
3入口 秀輝6620:01.817.2918.226
4馬場 一美6620:03.317.53418.197
5川本 匡孝6620:23.817.31718.539
6阪井 亘浩6519:46.217.36718.277
7安達 明夫6520:05.317.4918.509
8亀谷 貴章6520:13.017.38618.643
9入口 親宏5717:52.317.40718.836
10田坂 誠悟1505:20.117.65221.422

Concours d'Elegance


伊藤 正博 選手(1/8 インファーノGT クラス)

京商グランプリ恒例! 豪華賞品目白押しの抽選会&じゃんけん大会


京商グランプリで毎年恒例となっているのが、ご協賛メーカー様から提供していただいた豪華賞品目白押しの抽選会&じゃんけん大会。そのなかでも、参加者のテンションが上がったのはメインスポンサーであるスタッフサービス・エンジニアリング様から提供いただいた『お米券』、さらには『トマホーク』をはじめとした京商製の各種RCモデル争奪のじゃんけん大会でした。

【ご協賛メーカー一覧(順不同)】

スタッフサービス・エンジニアリング 様/UREE 様/小川精機株式会社 様/近藤科学株式会社 様/株式会社クリエーションモデル 様/サガミ堂 様/三和電子機器株式会社 様/有限会社スクエア 様/株式会社電波社(ラジコン技術)様/ドラゴコルセ(道上 龍)様/有限会社ナック 様/双葉電子工業株式会社 様/株式会社無限精機 様/株式会社八重洲出版(RCマガジン)様/YURUGIX 様/株式会社ワンオーワン 様


京商では2019年もR/Cカーユーザーの皆様に満足していただけるような、さまざまなイベントを計画しています。

皆様もご友人やご家族とともにご参加いただき、ひとりでも多くの方に“R/Cカーの魅力”を伝えていきたいと考えていますので、引き続き、よろしくお願い申し上げます。