第44回 京商グランプリ 2019レポート

2019.12.14-15  神奈川県愛甲郡「サガミ堂RCレーシングトラック(SRT)」

第44回 京商グランプリ 2019レポート

44回目を迎えた伝統の一戦は見応え満点の真剣勝負の連続!


日本のR/Cレースでもっとも古い歴史をもつ“伝統の一戦”として知られる『京商グランプリ』の第44回大会が、昨年に続いてサガミ堂RCレーシングトラック(SRT)で開催されました。
開催クラスはインファーノGT3とGT2で争われる1/8インファーノGT、車両はメーカー不問でかつ京商カップのガスパワークラスに準拠する1/10GPツーリング ゴムタイヤ、JMRCAスポーツクラスの規定が適用された1/10GPツーリング スポンジタイヤの3つ。参加者は1/8インファーノGTが29名、1/10GPツーリング スポンジタイヤが29名、1/10GPツーリング ゴムタイヤが34名の合計92名がSRTに集結! JMRCA主催の全日本選手権も開催される日本屈指のRCサーキットを舞台に、2日間にわたって白熱したバトルが各所で展開され、2019年も新たな3人のチャンピオンが誕生。レース後は豪華賞品をかけた抽選会&じゃんけん大会も盛大に行われ、2019年を締めくくる大一番は無事に閉幕を迎えました。

今大会の開催にあたりまして、メインスポンサーとしてイベントをサポートしていただきましたスタッフサービス・エンジニアリング様、コース準備&整備を行っていただきました『サガミ堂』様、ブース出展&テクニカルサポートをいただきました『小川精機』様/『近藤科学』様/『双葉電子工業』様/『YURUGIX』様、ご協賛品を提供いただきましたメーカー各社様にこの場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

1/8 インファーノGTクラス 決勝Aメイン


5分間の周回レースを全4ラウンド行い、そのうちのベスト2ラウンドの合計ポイントで順位を決定する予選では、1ラウンドと3ラウンドでトップタイムの入口選手がTQを 獲得。2位には最終4ラウンドでトップタイムの斉藤選手、3位には2ラウンドでトップタイムの渡部選手が続く。決勝AメインはTQの入口選手がスタートから2番手以降を引き離しにかかるが、2番手の斉藤選手、3番手の渡部選手も食い下がって三つ巴のトップ争いになる。そして、レースが動いたのは36周目。トップを走る入口選手が転倒。3番手まで順位を落としてしまう。そして、ここからはトップ斉藤選手と渡部選手のマッチレースが展開される。両者ベストラップを18秒台に入れるテール・トゥ・ノーズの超接近バトルが続いたが、僅かなミスを付き渡部選手がトップに立つ。しかしラストラップで渡部選手がタイヤのバーストにより転倒、残り2コーナーを残して再び斉藤選手がトップに立ちチェッカーを受けた。斉藤選手は2年連続の京商グランプリ優勝となった。

第2位 渡部 聖司第1位 斉藤 楓真第3位 入口 秀輝
決勝Aメイン出場選手

Pos.Driver NameLapTotal TimeBest Time
1斉藤 楓真6220:14.018.979
2渡部 聖司6220:14.918.930
3入口 秀輝6120:01.519.009
4田坂 誠悟6120:10.319.166
5榮  達也6120:16.619.081
6影山  貴6020:02.719.056
7清水 康雄5920:22.519.593
8美和 俊光5820:02.419.407
9丸山 祐也5820:04.519.447
10飯塚 守幸5120:11.419.371

1/10GPツーリング ゴムタイヤクラス 決勝Aメイン


京商カップの強豪選手が多数エントリーし、激戦区となった1/10GPツーリング ゴムタイヤクラス。予選では2ラウンド、3ラウンドでトップタイムをマークした丸山(泰)選手がTQを獲得。2番手には最終4ラウンドでトップタイムをマークした川上選手、3番手には1ラウンドでトップタイムをマークした標選手がつける。決勝Aメインは波乱の展開となった。ポールポジションからスタートの丸山(泰)選手が2周目に大きなタイムロスで順位を落とし、さらに2番手を走っていた川上選手がフライングによりピットスルーペナルティが科せられた。これによりトップに立った標選手はリードを拡げていくが、後方からすごい追い上げを見せる選手がいた。それはペナルティで順位を落としていた川上選手だった。徐々に順位を上げトップの標選手を終盤で捕らえ、その後リードを約10秒まで拡げるすばらしい走りを見せ優勝。3位にはBメインから勝ち上がってきた清水(康)選手が入った。

第2位 標  憲一第1位 川上 幸太第3位 清水 康雄
決勝Aメイン出場選手

Pos.Driver NameLapTotal TimeBest Time
1川上 幸太6420:08.318.042
2標  憲一6420:18.518.135
3清水 康雄6320:05.718.319
4小林 広紀6320:17.118.493
5渡部 聖司6220:04.018.385
6丸山 祐也6220:05.218.600
7田村 穏広6220:15.818.410
8清水 秀男6120:09.118.472
9丸山 泰佑5620:00.518.298
10松本  孝4815:29.518.501

1/10GPツーリング スポンジタイヤクラス 決勝Aメイン


ハイレベルなレースが展開された1/10GPツーリング スポンジタイヤクラス。入口(親)選手が全ラウンドを制するパーフェクトな走りでTQを 獲得。2位には昨年度TQの阪井選手、3位に入口(秀)選手が続く。決勝Aメインではポールポジションスタートの入口(親)選手と予選2位の阪井選手が頭ひとつ抜け出して、トップグループを形成。しかし、トップをいく入口(親)選手が10分を経過したところでマシントラブルによりリタイヤとなってしまう。これで2番手との差をさらに広げる形となった阪井選手はその後もベストラップ16.729秒をマークするなど完璧な走りを見せ、昨年の雪辱を果たした。

第2位 入口 秀輝第1位 阪井 亘浩第3位 奥村 浩之
決勝Aメイン出場選手

Pos.Driver NameLapTotal TimeBest Time
1阪井 亘浩6920:06.416.729
2入口 秀輝6920:14.217.003
3奥村 浩之6720:04.117.248
4斉藤 楓真6720:07.017.206
5馬場 一実6720:14.817.297
6安達 明夫6720:15.317.106
7田坂 誠悟6320:05.117.241
8追立 和哉5918:26.117.508
9安達 裕一3820:16.916.973
10入口 親宏3410:04.516.942

Concours d'Elegance


コンデレを獲得したのはインファーノGTクラスにダッジ チャレンジャーボディを使用した関西遠征組を含めた7選手が獲得。そのうちのひとりである才木選手曰く、「京商カップの北日本ブロック大会でこのボディを使ってレースに出ている人がいたのですが、けっこういい動きをしていたので今大会で使用することにしました。でも、どうせなら! ということで、みんなでカッコよく仕上げてみました。ウケ狙いですか? もちろん、ありますよ(笑)」。こういったノリが、京商グランプリならではのお祭りムードをいっそう高めていたのはいうまでもない!

京商グランプリ恒例! 豪華賞品目白押しの抽選会&じゃんけん大会


ご協賛メーカー様から提供して頂いた豪華賞品がもらえる抽選会&じゃんけん大会も実施。毎年恒例となっており、大いに盛り上がりました。

【ご協賛メーカー一覧(順不同、敬称略)】

スタッフサービス・エンジニアリング/サガミ堂/双葉電子工業株式会社/YURUGIX/株式会社無限精機/三和電子機器株式会社/小川精機株式会社/近藤科学株式会社/株式会社ワンオーワン/株式会社八重洲出版(RCマガジン) /インフィニティ/有限会社スクエア


2020年もR/Cカーユーザーの皆様に満足していただけるような、さまざまなイベントを計画しています。

皆様もご友人やご家族とともにご参加いただき、ひとりでも多くの方に“R/Cカーの魅力”を伝えていきたいと考えていますので、引き続き、よろしくお願い申し上げます。