第37回 KYOSHO マリンカップ in 王禅寺レポート

2019.7.21  神奈川県川崎市「ベリーパーク in フィッシュオン! 王禅寺 ジロー池 」

第37回 KYOSHO マリンカップ in 王禅寺レポート

神奈川県川崎市「ベリーパーク in フィッシュオン!王禅寺」のジロー池にて、第37回マリンカップを開催。天候は曇っているが蒸し暑い1日が続いた。しかし微風があるので、ヨットレースには良いコンディションとなった。おかげで無風状態による長期戦にはならず、全4ラウンドを実施する事ができた。

EP-ST(ストック)クラス


エントリー数13名という激戦クラス。誰でも参加しやすいビギナー向けクラスでもあるが、ブイカットによるペナルティでブイを回り直している間に、他の選手から差をつけられやすいので追いつくのが難しく、シンプルながら奥深いクラスだ。そして3位までに入賞すると、次の大会時にレース前からポイントにハンデが課せられるので入賞し続けるのが難しく、初参加の人には少し有利なのも特徴。レースでは過去に好成績をおさめた事がある松尾選手が、ハンデ-70ポイントを物ともせずに優勝された。

第2位 山下 慎弥第1位 松尾 淳二第3位 榎本 道行

Pos.氏名船体
1松尾 淳二ジェットストリーム600
2山下 慎弥ジェットストリーム600
3榎本 道行ジェットストリーム600

EP-TN(トンネル)クラス


EP-STとは違い、船底がV型以外の船体を使用するレース。また大きな違いとして、今シーズンよりGens ace LiPoバッテリーが解禁となり、昨シーズンまでのスピードレンジとは大きく変わったのも特徴。参加選手みなさん「待ってました!」と言わんばかりに、大きく水しぶきを立てての豪快なレースが展開。レースでは伏木田選手と鈴木選手が交互に1着2着とゴールし続け、1400ポイントの同点1位となった。

第1位 鈴木 健矢第1位 伏木田 基弘第3位 松尾 淳二

Pos.氏名船体
1伏木田 基弘サーガ
1鈴木 健矢TAMOIL F1
3松尾 淳二サーガ

EP-OP(オープン)クラス


このクラスも今年からGens ace LiPoバッテリーが解禁となり速度が上昇。EP-TNとの違いは、船底がV型の船体により行われる点だ。その直線番長的な走りはストレートでの恩恵は大きいが、コーナーでは転覆させないように上手に減速させて周回させなければならず、集中力はもちろん、選手のウデが試されるクラスだ。結果は圧巻で米林選手が2位以下を大きく引き離し、1600ポイントのフルマークでレースを制した。

第2位 鈴木 健矢第1位 米林 満泰第3位 松尾 淳二

Pos.氏名船体
1米林 満泰パスート
2鈴木 健矢FMR21V SIII
3松尾 淳二ハイドロプロ

650クラス


フォーチュンシリーズによるワンメイクレース。今回は長谷川選手と、京商チームによる一騎打ちでの開催。全4ラウンドの内、なんとか京商チームも1ラウンドを制するのだが、実は長谷川選手のマシントラブルにより運が良いだけだった・・・。実力の差をみせつけて長谷川選手が圧勝。

第1位 長谷川 克也

Pos.氏名船体
1長谷川 克也フォーチューン612III
2京商チームフォーチューン612III

SWクラス


シーウインドシリーズによるワンメイクレース。650クラスのフォーチューンと比較してセール面積が広いので、少しの風でも走り出せるのが特徴。抜きつ抜かれつの激戦が繰り広げられるが、風の流れを読みきった中尾選手が優勝。そして2位が面白いことに、同ポイントにより3名もいる事態に。そこで急遽、通常コースの半分で争われる「2位 決定戦」を特別開催。最後は中川選手が逃げ切り2位の座を勝ち取った。

第2位 中川 浩一第1位 中尾 邦雄第3位 長谷川 克也

Pos.氏名船体
1中尾 邦雄シーウインド
2中川 浩一シーウインド
3長谷川 克也シーウインド

次のマリンカップ「第38回 KYOSHOマリンカップ in 東山湖」は9月15日(日)を予定。

あなたも水物R/C好きが集まる会場で大自然と戦ってみませんか?

皆様の御参加お待ちしております。