第40回 KYOSHO マリンカップ in 東山湖レポート

2023.7.9  静岡県御殿場市「東山湖フィッシングエリア」

第40回 KYOSHO マリンカップ in 東山湖レポート

7月9日(日) 第40回目となるマリンカップを「東山湖フィッシングエリア」で開催。会場となる東山湖フィッシングエリアは静岡県御殿場市の東名高速・御殿場インターを降りてすぐにあり、遠方からも遊びに行きやすい釣り場スポット。最近の京商マリンカップ開催地としてお馴染みの場所だ。天気は雨と風が強くなったり弱くなったりと悩まされたが、例え雨の中でも遊べるのが水物R/Cの魅力。しかし、今回の大会で参加選手達を悩ませたのは濃い霧で、レースが一時中断となる場面もあった。それでも無事に全3ラウンドのレースを実施することが出来た。

EP-ST(ストック)クラス


このクラスのみに適応される面白いルールがあり、以前の大会で上位入賞者となった3名のポイントにはハンデが課せられる。上級者はハンデにより手応えがあり、初心者でも挑戦しやすいのが電動ストッククラス。エントリーした選手は全12名で、フライングやブイカット等による減点も無く、終始安定したレース運びをした高山選手が総合優勝。しかも、水物レースは初参加ということで周囲を驚かせた。続いて田岡選手が総合2位、堤選手が3位となった。参加者の船体はジェットストリーム600が大半を占める中で、ウエーブチョッパーやRCサーファーでの参戦もいたり、バラエティに富んだ面白いレースとなった。

第2位 田岡 道夫第1位 高山 博文第3位 堤  直樹

Pos.氏名船体
1高山 博文ジェットストリーム600
2田岡 道夫ジェットストリーム600
3堤  直樹ウエーブチョッパー2.0

EP-OP(オープン)クラス


このクラスからレーススピードが段違いで上昇する。直線で加速したトップスピードのままでコーナーへ進入すると転覆しやすく、アクセルワークが重要だ。また、転覆しやすいということはレース序盤に大差が出来たとしても追い抜く可能性も高く、最初から最後まで気が抜けないクラスとなっている。順位は伏木田選手が全3ラウンドで1着になったが、ブイカット2回による減点100ポイントが発生。しかし、2位の田岡選手に200ポイントの差をつけて圧勝となった。そして、稲岡(悛)選手と柳澤選手が同ポイントとなったが、柳澤選手は第3ラウンドで未完走だったため、完走率の高い稲岡(悛)選手が3位入賞となった。

第2位 田岡 道夫第1位 伏木田 基弘第3位 稲岡 俊宏

Pos.氏名船体
1伏木田 基弘FMR21V SIII
2田岡 道夫ハイドロプロ
3稲岡 俊宏ジェットストリーム888VE

EM クラス


JMPBAのEMクラスに準ずるクラスで、船体に京商製という縛りが無いので多様なボートが集まるマリンカップ最速クラス。マリンカップ常連の3名がエントリーとなったが、全3ラウンドを完走できた選手はおらず、最もチャレンジングなクラスとも言える。そんな激戦を制したのは、EP-OP(オープン)クラスに続き伏木田選手が優勝。つづいて、2位に柳澤選手、3位に松尾選手という結果となった。

第2位 柳澤 信弘第1位 伏木田 基弘第3位 松尾 淳二

Pos.氏名船体
1伏木田 基弘アリアンII
2柳澤 信弘アリアン
3松尾 淳二パスート

650クラス


650mmサイズのフォーチューンシリーズによるワンメイクレース。小さい船艇で遊びやすいが、微風だと進みにくく長期戦は必至。誰も完走が出来ないという事も多く、自然の厳しさを一番に感じられるクラスとなっている。このクラスでは3名がエントリーし、長谷川選手が第1ラウンド・第2ラウンドで1着、第3ラウンドでは惜しくも未完走となったが総合優勝となった。そして、全ラウンドで悔しくも完走することは出来なかったが、今回のレースの紅一点、稲岡詩の選手と堤選手が同ポイントの2位という結果になった。

第2位 稲岡 詩の / 堤  直樹第1位 長谷川 克也

Pos.氏名船体
1長谷川 克也フォーチューン612III
2稲岡 詩のフォーチューン612III
2堤  直樹フォーチューン612III

SW(シーウインド)クラス


650クラスのフォーチューンよりもセール面積が広く、微風でも進んで行くのがシーウインドの特徴。全7名のエントリーの中で、東山湖の風の流れを一番に読みきったのが佐々木選手だった。全ラウンドで1着という見事な総合優勝に輝いた。そして、650クラスで優勝した長谷川選手が2位、鳥羽選手が3位に入賞となった。

第2位 長谷川 克也第1位 佐々木 政紀第3位 鳥羽 昇一

Pos.氏名船体
1佐々木 政紀シーウインド
2長谷川 克也シーウインド
3鳥羽 昇一SWカーボンエディション

レース終了後には、参加者全員に何かしらお土産をゲットできる抽選会も開催。天候には悩まされましたが、参加選手の皆様と一緒に楽しい1日を満喫することが出来ました。

次回「第41回 KYOSHOマリンカップ in 東山湖」は、9月17日(日)に開催予定。

あまりカリカリとせず、和気あいあいと水物R/Cを楽しみたいという人にオススメ! 皆様のご参加お待ちしております。