京商●こだわりの系譜 妥協なき姿勢の証言に、耳を傾けて欲しい。

「F3A世界チャンプが語るオキザリス」 クリストフ・ペイサン・ルルー

WEB:
世界選手権であなたが飛ばしたその素晴らしいフルサイズ機と、京商からリリースされたオキザリス50は、どこが違うのでしょう?


Cペイサン・ルルー:
京商オキザリス50は、フルスケールのオキザリスのコンセプトを基本的にすべて受け継いでいます。扱い易いコンパクトなサイズでもベストのパフォーマンスが出せるように微調整するため、あえて再設計しているのです。強度が十分に保てるぎりぎりまで軽量化して、さらにユーザーが組み立てやすいようにデザインしました。ダウンサイジングにともない主翼と尾翼のバランスを緻密に再計算していて、その完成度には自分自身、とても満足しています。

WEB:
製作上の注意点は?


Cペイサン・ルルー:
まずは京商の取り扱い説明書をきちんと読むことですね(笑)。また、京商オキザリス50は、ほとんど完成機といっても良いくらいの仕上がりなので、組み立てるのにはそれほど問題ないはずです。ただ、京商オキザリス50のベストパフォーマンスを引き出すためにポイントとなるのは、サーボなどのメカ類を正確に搭載するということです。特にリンケージは、スタント機がスタント機らしく飛ぶためには最重要課題となりますからね。この作業は時間をかけて慎重に行って下さい。

WEB:
2003年の世界選手権では最高7位だったEP機が、今年はトップ10の半数が電動。最高3位と成績を上げてきていますが、その点についてはどう思われますか?


Cペイサン・ルルー:
確かに電動機の進歩には驚かされますね。僕自身もいろいろなシーンで電動機を飛ばす機会が増えていますが、F3Aというカテゴリーにおいて僕が2005年に出した結論は、エンジンです。これはYSの信頼性に寄るところが大きいと思います。
ただ、これはあくまで僕の選手権に対するアプローチなわけで、かなり限定された条件下での判断です。近々京商からオキザリスが電動化されてリリースされますが、ランニングコストや電動ならではの手軽さなど、そのメリットは大きく魅力があり、その可能性はとても大きいと思います。

WEB:
最後に、日本のR/Cファンへひと言いただけませんか?


Cペイサン・ルルー:
R/Cホビーはもとより、とりわけR/Cプレーンは私にとって信じられないくらいたくさんの喜びを与えてくれます。京商は私達にたくさんの夢と可能性を無限に与えてくれます。私はこれからも京商にベストな飛行機デザインを提供し続け、それをユーザーの皆さんに楽しんでもらえれば、私にとっても最高の喜びとなるでしょう。同時に日本のファンの方々の、日頃の暖かいサポートに感謝したい。残念ながら日本に行く機会が今のところそれほど多くありませんが、今度行く時はたくさんのおみやげを用意していきますので楽しみに待っていてください。また会える日を楽しみにしています。Have a good flight!




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