2010年度のミニッツカップの締め括りとなる、「第8回 KYOSHOミニッツカップファイナルチャンピオンシップ」が2月26日(土)、27日(日)の2日間、横浜市みなとみらい「横浜クイーンズスクエア クイーンズサークル」特設会場にて開催されました。
2010年度は昨年4月から今年1月までに開催されたミニッツカップ5会場及びミニッツミーティング4会場の合計9会場で開催され、総参加者は1421名。その公式レースにて、上位に入賞した70名によって2日間盛大に行われ、全国各地から集結したミニッツエキスパートたちの熱いレース展開に、選手のみならず会場もヒートアップ!
今回競われる参加クラスは、チャレンジクラス、レーシングクラス、ツーリングクラス、フォーミュラクラスの4クラス。今大会は公式予選を両日で6ラウンド行い、その中のベストタイムで予選順位を決定。その後勝ち上がりの決勝ラウンドレースを行いました。
地区ブロック戦とは違い、各決勝メインは上位2名が勝ち上がりとなり、仮に予選ラウンドで調子が上がらなかった選手も決勝ラウンドで活躍することが多いにありうるため、どの選手が優勝するか予測の出来ない大会となりました。
【チャレンジクラス】
チャレンジクラス予選ラウンドでは、多くの選手が10周の前半タイムをマークしながらも、なかなか11周の壁が破れない状況。そんな中、ベテランドライバーの「乾 易弘」選手が見事11周のシングルタイムをマークし、TQ獲得!しかしながら昨年度のチャンピオン「近田 積治」選手も僅差で2位につける。予選全ラウンド終了した時点で、 11周に突入した選手は5名にのぼり、ファイナルチャンピオンシップに相応しいハイレベルなレースとなった。注目のグランドファイナル決勝レースは10分間の長丁場。スタート直後でTQの乾選手の僅かなミスをついて近田選手がトップにたつ。その後近田選手は終始安定した走りで、後続との差を少しずつ広げ、昨年同様完璧な走りで見事連覇を果たしました!
【レーシングクラス】
レーシングクラスは大会初日の予選4ラウンド時点ではどの選手も12周には届かない状況。11周のシングルタイムに多くの選手が集中し、走行中のワンミスが命取りで大きく順位が変動するレース展開。 そんな中、予選最終の第6ラウンドにて、ついに「木戸口 強」選手が12周に突入!
周囲を驚かせ、TQ獲得かと思われたが、この記録に後ヒートの選手も刺激されたか、次ヒートに出走した「高橋 良太」選手が同じく12周に突入し、木戸口選手を抜いてトップに立ち、今度こそTQ決定かと思われたが、幾度となくチャンピオンに輝いている「酒井 国和」選手が同じく12周をマークしTQ獲得!昨日まで暫定11番手から一気に優勝候補の筆頭の大躍進を果たします。
グランドファイナル決勝レースでは、トップスタートの酒井選手がミス。その間後続車が幾度となく順位の変動があったが、ここ最近の公式レースで好調の「今井 浩二」選手がレース中盤以降、終始スピード、安定感ともに抜群であり、自身初のチャンピオンに輝きました。
【ツーリングクラス】
ツーリングクラス予選ラウンドも上位陣はどの選手もタイムが拮抗している中、どのラウンドでも常に安定した速さをみせた「大野 仁」選手がTQを獲得。
その大野選手は続くグランドファイナルになると、スタート直後からぶっちぎりの速さを披露!レース後半には3番手までも周回遅れにし、途中経過の時点ですでに優勝が見えていた。逆に2番手から4番手付近の争いが熾烈を極める状況。結局、危なげない走りで10分間を走りきった大野選手が見事優勝となりました。
【フォーミュラクラス】
フォーミュラクラス大会初日の練習ラウンドでは、やはり昨年度チャンピオンの「西谷 佳真」選手が速く、今回も優勝候補の1人として注目を浴びます。しかしながら他の選手も予選ラウンドが進むごとに速さを増し、「満留 淳」選手が西谷選手に約1秒の差をつけ見事TQを獲得しました。
注目の決勝ラウンドでは、スタート直後に西谷選手のマシンがまさかのトラブル!残念ながら戦線を離脱してしまう。後続のマシンもハイスピードで追い上げるが、トップスタートの満留選手は終始落ち着いており、見事に全日本チャンピオンの栄冠を掴みました。
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