6月22日に千葉県松戸市江戸川河川敷にて、京商パワーボートグランプリ ラウンド1 in松戸が行なわれました。
雨にもかかわらず愛知県から参加している選手を含め、述べ31名のエントリーが集まりました。
川の流れが速かったのでブイの設置に時間が掛かりましたが、予定時刻の午前9時には受付まで完了し、レースをスタート。
今年始めてのレースとあって、1ラウンド目は調子が上がらない選手が目立ちましたが、その後も大きなトラブルは無くレースを進行し午前中に2ラウンドまで完了。途中で回収艇がパワーダウンしたので船外機を矢崎選手に貸して頂いたエンジン仕様に交換して続行しました。午後からは予報通りに天気が回復してきたので3ラウンド目開始時点で4ラウンド目まで行なう事を決定。
<各クラスの動向>
■EP-STクラス:
今回からこのクラスのみハンディを採り入れ、今大会の上位3名は次回以降の大会でマイナスポイントからのスタートとしました。初心者が入り易くする為に同じ選手が勝ち続けられない様にするのが目的です。
■EP-OPクラス:
殿岡、鈴木両選手のFMRとジェットストリーム888VEの争いとなりました。製品仕様に近いジェットストリーム888VEで充分にレースを戦えるので、今後もっと参加者が増えて欲しいクラスです。レースはこのクラス経験豊富な殿岡選手が優勝。
■EP-TNクラス:
今回新設したクラス。ハリケーン900のワンメイクになってしまいましたが、速度感ではEP-OPクラスを上回り、転覆などのハプニングも有るので見ているギャラリーからの歓声が多かったです。結果は当日初めて箱出しした矢崎選手の優勝という予想外の結果でした。
■GP-18クラス:
参加船体の種類が最も多く、見ていて楽しめるクラス。エンジンは全員OS18CVを使用。水冷エンジンが市場で少なくなっている現状がうかがえます。船体も新製品が少ないので、21や25クラスの船体に18エンジンを載せるのが主流です。FMRの榎本選手が綺麗なライン取りでフルマークの満点を出し優勝。
■GP-28クラス:
今回初参加の選手が1-2になるという面白いレースでした。今回からレギュレーションで動力部分の改造に制限を入れて速度差が無くなったのが初心者優勝の要因の一つだと思います。
ショートブレードの小林選手がフライングの減点が有ったものの、フルマークで優勝。
■FMRクラス:
他のクラスと違いJRMボートレースには無い京商独自のクラスで全日本参加者が多いハイレベルなクラス。
歴代のFMRが3種混走。それぞれの長所を生かしたセッティングなど、他の選手から注目を集めていました。
朝からの雨で開催が危ぶまれましたパワーボートグランプリですが、大きな事故等もなく参加選手の方々には一日思いっきりボートレースを楽しんでいただけたと思います。また、昨年同様に程塚選手、中野選手には河川敷の斜面のコンクリートに取り付ける踏み板や桟橋を提供していただき、さらに中野選手には前日に草刈までしていただいて安全に大会を行なう事ができました。この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。