ミニッツカップ


KYOSHO MINI-Z CUP 2015 THE FINAL
第13回 KYOSHOミニッツカップ
ファイナルチャンピオンシップ レポート
on 2016.2.13(土)14(日)
at 神奈川県横浜市・日産グローバル本社ギャラリー1F

第13回目を迎えた「KYOSHO MINI-Z CUP 2015 THE FINAL」。オフィシャルレースの関東大会、九州大会、北日本大会、関西大会、中京大会、そしてミニッツミーティング中国大会、またコミックミーティング関西大会と関東大会で代表権を獲得した精鋭達による、2015年度の総決戦が横浜の「日産グローバル本社ギャラリー」様をお借りして開催された。
開催クラスは国産スポーツカーで争われるJSCCクラス。横転しやすいボディで高い操縦テクニックが必要になるコンパクトクラス。支給されるドリフトタイヤを使い、限られたグリップをどれだけ引き出すかが鍵のラリークラス。全クラスで最も速いスピードレンジで争うエキスパート向けのOPENクラス。ジャンプ台やラフロードなどの障害をクリアして走るバギークラス。そして今回スポット開催としてNISSAN GT選手権優勝記念クラスの計6クラスが開催された。
今回の大会には選手の皆様へのテクニカルサポートとして「近藤科学」様、ジャンケン大会用に多数のエアロパーツをご提供して頂きました「GARAGE HIRO」様にブースを出展して頂きました。また御取材を頂いた「RCマガジン」様、「RCワールド様」、「ラジコン技術」様、「monoマガジン」様、そして多数の非売品サンプルを御協賛して頂きました洗車メーカー「シュアラスター株式会社」様には、この場を借りて厚く御礼申し上げます。


KO PROPO様
GARAGE HIRO様

同時開催
MINI-Zミーティング NISSAN GT選手権優勝記念クラス


14日の日曜は女性&ビギナー大歓迎!参加費無料の日産車限定レース「MINI-Zミーティング NISSAN GT選手権 優勝記念クラス」をスポットレースで開催。ミニッツガールとして佐久間澪選手に様々な運営サポートや、各社様の取材にも御対応して頂いた他、日頃の練習成果を発揮する為にレースにも参戦、ミニッツユーザーとの交流を深めた。また「monoマガジン様」や「シュアラスター様」も、取材のみならずレースにも参戦して頂き、参加人数は計30名と盛り上がりました。参加選手の中にはレース自体が初めての方や、ミニッツを始めてまだ半年といった選手もおり、今後も増々加速するミニッツワールドの広がりに期待が高まります。


KYOSHO MINI-Z CUP 2015 THE FINAL
NISSAN GT選手権優勝記念クラス (決勝Aメイン)

レース序盤戦じわりじわりと差を広げるシルバーのR35を駆るカーゼッケン1番の中村直隆選手。だが2秒後方にはゼッケン4番の大塚日緒理選手が2番手に上がってくる。その2台を追いかけるのはBメインから勝ち上がってきた藤浦明美選手。藤浦選手はバギークラスで代表権を獲得したご主人の藤浦孝義選手と共に、山口県から横浜に来られたミニッツ夫婦だ。残り時間5分が過ぎたところでレース状況が動き、2位だった大塚選手がトップに躍り出る。19周をクリアし、ベストLAPは11秒62をマーク。2番手はポールポジションの中村選手だが、トップとの差が4秒と少し差が広がってきた。走行時間は残り4分、レースも折り返し地点に入ったところで、順位は3番手に稲垣綾子選手が浮上。4番手に横川俊二選手、5番手に藤浦選手、6番手に清水昇一選手、7番手に五十嵐久雄選手、8番手に岡島佳汰選手となる。トップは中村選手と大塚選手の争いが続き、その差は2秒。走行時間残り2分30秒で2番手を走行する中村選手がレース後半でベストLAPを10秒91を叩き出して唯一の10秒台となる。ここで中村選手は勝負をしかけ、大塚選手と入れ替わり1番手となる。2番手の大塚選手の背後には稲垣選手が猛追し油断できない状況。残り1分15秒、トップの中村選手は各LAPタイムを11秒前半でまとめる走り。2番手以降は差が出はじめ順位に変動がなくなってくる。8分を過ぎ予選順位1位の中村直隆選手が見事優勝を勝ち取る。2位は大塚日緒理選手、3位は稲垣綾子選手となる。


Pos.
Driver
Lap
Total Time
1 中村 直隆 41L 8'05.260"
2 大塚 日緒理 41L 8'11.070"
3 稲垣 綾子 40L 8'08.630"
4 藤浦 明美 40L 8'11.020"
5 横川 俊二 39L 8'04.190"
6 清水 昇一 39L 8'07.280"
7 五十嵐 久雄 39L 8'11.720"
8 岡島 佳汰 38L 8'05.030"

■レース総合のデータはこちら(PDF)

KYOSHO MINI-Z CUP 2015 THE FINAL
JSCCクラス (決勝Aメイン)

全車綺麗にスタートし、カーゼッケン順に1周をクリアしていく。まずはポールスタートの柳澤良安選手、セカンドグリッドから山木幹生選手が進む中、3番手に4コースから上がってきた加藤真選手が上がっていく。1つ頭が抜けた柳澤選手のマシン、だがここでスタックしてしまい全日本チャンピオンの経験もある山木選手がパスして1番手に浮上。それに喰らいついていく加藤選手は2番手。3番手は決勝Bメインから勝ちあがりの金田勉選手。4番手には同じくBメインから勝ち上がりの川上道選手と続く。スタートから1分30秒、全車LAPタイムは10秒台の前半をマークして9周をクリア。最速は10秒07だが、ほとんど差は見られない。残り7分30秒、レースリーダーは変わらず山木選手が安定したペース、その差1秒08で後方から加藤選手が追いかける。走行時間残り4分40秒、4番手から7番手までが接戦、5番手の桑田貴透選手の激しいブロックは隙がなく、ポールポジションの柳澤選手は6番手を走行し、なかなか前に出れない状況。そんな激しい5番手争いに目が離せない。レースも折り返し地点、残り4分で1番手の山木選手が23LAPをクリア。1秒05後方に加藤選手が2番手をキープ、3番手に川上選手、4番手に金田選手が続く。残り時間3分30秒で山木選手がベストLAPを10秒21に更新。だが加藤選手も10秒23と、ほとんど同じタイムでの激しい戦いが続く。レースも残り1分40秒、山木選手と加藤選手の差は0.9秒と、いつ順位が入れ替わるか目が離せない。残り1分10秒で加藤選手がコーナーのインにヒット、これで差が2秒04と広がる。残り30秒では桑田選手が川上選手を抜き去り3位に浮上。8分を過ぎたところで安定した走りを続けた山木選手が1位、加藤選手が2位、桑田選手が3位という結果となる。


Pos.
Driver
Lap
Total Time
1 山木 幹生 47L 8'02.750"
2 加藤 真 47L 8'04.710"
3 桑田 貴透 47L 8'08.430"
4 川上 道 47L 8'09.790"
5 柳澤 良安 47L 8'09.940"
6 金田 勉 46L 8'00.140"
7 佐藤 まさはる 46L 8'02.160"
8 大野 仁 46L 8'08.980"

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KYOSHO MINI-Z CUP 2015 THE FINAL
コンパクトクラス (決勝Aメイン)

オープニングラップは1番手 畑山明陽選手、2番手 藤井裕喜選手、3番手 柳澤通孝選手の順位で通過。レース開始から1分、トップは変わらず全日本チャンピオンを経験した事のある京都のWEST MINI-Z LINKオーナー畑山選手が6周をクリア、だが4位までが立て続けに計測ラインを通過して差はごく僅か。残り時間6分で柳澤選手が2番手に浮上、1番手との差は2秒04。続けてBメインから勝ち上がりの山本浩司選手が0.6秒差で3番手、そして中春正太選手が4番手と続く。残り5分、逃げる1番手の畑山選手は19周をクリアし20周目。立て続けに0.09秒差で激しい2番手争いをする柳澤選手と山本選手も通過する。残り3分30秒、ここで2番手争いに動きが出始める。インをさして山本選手が柳澤選手を抜く。すぐに柳澤選手も勝負をしかけようとするが、惜しくもインにヒットしてしまい山本選手が単独2番手になる。レース時間残り2分40秒で、序盤から1番手を走り続ける畑山選手は30周をクリア。2番手は3秒後方に山本選手、1秒65後方で柳澤選手が3番手。残り2分、1番手の畑山選手に3秒4差で少し差を広げられた形の山本選手、そんな山本選手を猛追する3番手の柳澤選手とは0.5秒差。残り時間1分、1番手の畑山選手は40周をクリア。2番手 山本選手は2秒8後方を走行。レース残り1分を切ったところで3番手の柳澤選手のマシンが転倒、4番手の中春選手が前に出て最後まで逃げ切った。終始独走状態の畑山選手が1位、Bメインから勝ち上がった山本選手が2位、レース終盤で追い上げた中春選手が3位となる。


Pos.
Driver
Lap
Total Time
1 畑山 明陽 45L 8'08.630"
2 山本 浩司 44L 8'00.660"
3 中春 正太 44L 8'02.680"
4 柳澤 通孝 44L 8'05.560"
5 近田 積治 44L 8'05.790"
6 石村 知章 44L 8'06.460"
7 藤井 裕喜 44L 8'09.990"
8 柴崎 雄志 43L 8'06.950"

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KYOSHO MINI-Z CUP 2015 THE FINAL
ラリークラス (決勝Aメイン)

ポールポジションの吉田悠希選手を筆頭に、予選ラウンドから吉田選手と熾烈な戦いを繰り広げていた小蓑正樹選手が続く。レース開始から1分が過ぎ3番手に杉尾隆史選手が浮上。1分30秒が過ぎトップの吉田選手のミスで小蓑選手が1番手に浮上する。だが吉田選手もインから追い越そうと何度も勝負をしかけていく。2分20秒が過ぎトップの小蓑選手がミスをし、その隙に吉田選手が再びトップを奪取。走行時間残り5分20秒、3番手を走るのは小泉大晴選手、4番手に杉尾選手、5番手に小泉学選手が続く。走行時間残り4分45秒、トップを走行する吉田選手は14週をクリアし15週目、2番手の小蓑選手が再び急接近、何度もしかけようとチャンスを伺っている。上位2台は13秒台のLAPで走行し、最速は小蓑選手の13秒51。レースも4分が経過し後半戦、3番手を走る小泉大晴選手の背後には圧倒的な速さでトップ争いを繰り広げる吉田選手と小蓑選手が接近。再び小蓑選手がインをさそうとするが吉田選手も必死にブロック。走行時間残り3分、小泉学選手がマシントラブルで操縦台を降りてしまう。単独3番手は息子の小泉大晴選手、4番手に杉尾選手が続く。そして小泉学選手が再びマシンを戻しレースに復帰する。残り2分30秒、再び2番手の小蓑選手がトップの吉田選手に急接近。走行時間は残り1分45秒、確実にブロックをする吉田選手に焦ったのか、小蓑選手がミスをしてしまい楽な展開となった吉田選手。このまま逃げ切る事が出来るのか?だが二人のタイム差は約1秒少々と油断できない状況。レースも残り1分、トップの吉田選手を筆頭に小蓑選手が2番手、小泉大晴選手が3番手、そこから5秒後方に杉尾選手が続く。8分が過ぎ、吉田選手が最後まで逃げ切り1位、惜しくも2位に泣いたのが小蓑選手、そして小泉大晴選手が3位という結果になった。


Pos.
Driver
Lap
Total Time
1 吉田 悠希 34L 8'00.370"
2 小蓑 正樹 34L 8'01.960"
3 小泉 大晴 33L 8'09.120"
4 杉尾 隆史 33L 8'12.970"
5 平城 剛 32L 8'02.920"
6 前田 勇雄 32L 8'03.930"
7 藤井 崇司 32L 8'06.480"
8 小泉 学 30L 8'11.090"

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KYOSHO MINI-Z CUP 2015 THE FINAL
OPENクラス (決勝Aメイン)

綺麗なスタートをし、カーゼッケン順に計測ラインを1コース柳澤利亘選手、2コース塚本凌平選手、3コース乾易弘選手が通過、4番手には7コースの満留淳選手が通過する。ポールポジションの柳澤選手と2番手の塚本選手がハイペースで序盤からリードしていきます。30秒が経過し、九州地区を代表するミニッツサーキットONE'S HOBBYの店長でもある内田真悟選手が3番手に浮上。決勝Bメインから調子を上げて勝ち上がり、7番グリッドから早くも3番手にジャンプアップといった展開。そして4番手に中村克也選手、5番手に満留選手。レース開始から1分、上位陣のLAPタイムは9秒台前半で、早くもバックマーカーが見えてくる。レース開始から2分、トップの柳澤選手は早くも12周をクリアしベストLAPは9秒43。2番手の塚本選手のベストLAPは9秒36と激しいトップ争い。2分30秒が過ぎたところで2台の差は僅か0.5秒、ここでトップを走る柳澤選手がハイサイドして転倒してしまい塚本選手がトップに出る。走行時間残り3分20秒、バックマーカーの方のご協力もあり非常にクリーンなレースが繰り広げられる。3番手には中村選手が急浮上してくる。しかし残り2分10秒のところでマシントラブル、そこにトップを走る柳澤選手のマシンが接触してしまい、その隙に2番手の塚本選手がトップに躍り出た。そして3番手に乾選手も浮上してくる。だがトップを走る塚本選手と2番手の柳澤選手以外が全車周回遅れとなり、残り時間も2分少々である事から優勝争いは、この2台に絞られた模様。残り時間1分20秒でトップの塚本選手に柳澤選手がしかけるがインにヒット。同時に乾選手、満留選手、原博昭選手による3番手争いも激しさを増す。残り時間わずか25秒、トップ争いを繰り広げる塚本選手と柳澤選手がバックストレートを通過し1コーナーへ、ここで再び柳澤選手が抜き去り再びトップへ。最終順位は予選順位と同じで1位 柳澤選手、2位 塚本選手、3位 乾選手となった。


Pos.
Driver
Lap
Total Time
1 柳澤 利亘 50L 8'00.240"
2 塚本 凌平 50L 8'01.100"
3 乾 易弘 49L 8'03.400"
4 満留 淳 49L 8'04.300"
5 原 博昭 49L 8'04.820"
6 内田 真悟 49L 8'12.760"
7 岩田 直哉 48L 8'05.380"
8 中村 克也 42L 8'16.790"

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KYOSHO MINI-Z CUP 2015 THE FINAL
バギークラス (決勝Aメイン)

まずはポールポジションの中村剛典選手が1周をクリア、各選手が計測ラインを通過し2連ジャンプに進む中、後方の2番手は4番グリッドからスタートの黒瀬将孝選手にかわる。スタートから45秒、トップの中村選手が3周をクリアして2番手以降との差を少しずつ広げる。14秒28でベストLAPも更新。2番手 黒瀬選手、3番手 浅場忍選手と続く。スタートから2分が経過しビッグジャンプで浅場選手のミスがあった隙に溝川翔大選手が3番手に浮上。走行時間残り4分40秒、安定した走行を続ける中村選手だったが、ここでスタックしてしまう。しかし2番手の黒瀬選手が追いつく前にクリアとなる。しかし差はほとんどなくなってしまい、2連ジャンプを共に飛ぶ光景に周囲の目を釘付けにさせる。残り時間4分、トップの中村選手が転倒してしまい、ここでチャンスと2番手の黒瀬選手が追い抜くが焦ったのかスタックしてしまう。走行時間残り3分30秒、溝川選手は単独3番手を走り19周をクリア、2秒40後方には4番手の間瀬選手といったレース展開。残り時間2分30秒でトップの中村選手が22周をクリアし、2番手の黒瀬選手とは1秒4の差。残り時間2分で再びトップ争いが発生し黒瀬選手が再び前に出る。レースも残り1分、依然トップ争いは激しく13秒台のベストLAPを叩き出す展開。何度も勝負をしかけようとするが中々とらえる事ができない。そんな中で3番手に柳澤秀行選手が上がってくる。残り20秒、逃げるトップの黒瀬選手に中村選手が追う展開、その差わずか0.2秒差。残り10秒でトップの黒瀬選手と2番手の中村選手が入れ替わり1位 中村選手、2位 黒瀬選手、3位 柳澤選手という結果となる。


Pos.
Driver
Lap
Total Time
1 中村 剛典 34L 8'13.350"
2 黒瀬 将孝 33L 8'00.530"
3 柳澤 秀行 31L 8'02.230"
4 間瀬 信吾 31L 8'04.220"
5 溝川 翔大 31L 8'06.230"
6 芦澤 真 30L 8'02.420"
7 高野 健 30L 8'03.950"
8 浅場 忍 30L 8'11.000"

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全国の地区ブロックで代表権を獲得した選手達の走りは圧巻で、会場を訪れた一般の方々からも「速い!」「凄い!」といった声が多く飛び交った。またミニッツ&スロットカー体験コーナーでは、小さな子供たちがスロットカーに目を輝かせ、ミニッツで初めてR/Cに触れた大人の方からは「自分が思い描いたように走行できると嬉しいですね。」とR/Cの魅力に笑顔が溢れていた。またレースの合間にはミスフェアレディによるデモンストレーション&ジャンケン大会が開催、ご来場された方々に楽しんで頂く事ができました。 他にもビンテージシリーズ第4弾のオプティマが目を引く展示コーナー、おなじみの物販コーナーも展開し、今年も「観て・触って・購入して」という魅力いっぱいのイベントとなりました。 今回のレースには中国からの選手も参戦、文化は違えどミニッツに夢中になる姿に国や文化は関係ありません。今後も世界中のユーザーを繋げるコミュニケーションツールとして広がるミニッツワールドに御期待下さい!

Concours d'elegance

小泉 学 選手(ラリークラス)



じゃんけん大会に勝利された皆様

中国の皆様

PIT風景

デモ&イベントコーナー