MINI-Z CUP 2016 FINAL CHAMPIONSHIP
ミニッツカップ2016
ファイナルチャンピオンシップ レポート
on 2017.2.11(土)12(日)
at 神奈川県横浜市・日産グローバル本社ギャラリー1F
2016年度で14回目を迎えた『KYOSHO ミニッツカップ ファイナルチャンピオンシップ』。北日本/関東/中京/関西/九州の5ブロックで開催したオフィシャルレースと、ミニッツミーティングとして開催した中国大会と北海道大会の計7大会で代表権を獲得した腕利きのミニッツマイスター88名が一堂に集結する“ミニッツ使い日本一決定戦”が、今年もミニッツカップの聖地ともいえる神奈川県横浜市の日産グローバル本社ギャラリーで開催された。
また、今大会ではファイナル大会のコースを走行できる女性&ビギナーを対象とした『MINI-Z ミーティング NISSAN ファンクラス』や、レースの合い間に開催するタイムアタックで本大会の代表権を獲得できる『飛び入り参加代表権争奪タイムアタック』も併催! 例年以上に活況を呈した大会となった。
TOPICS 1
初の試み『飛び入りタイムアタック』は大盛り上がり!
3〜6台の同時スタートによる3周回レースで好タイムをマークした上位1名にファイナル本戦(JSCCクラス)への参加権が与えられる『飛び入りタイムアタック』を初開催。総勢28名がエントリーしたが、見事に参加権をゲットしたのは最終ヒートで出走した渡辺大揮選手。3周41秒760の好タイムを記録するとともに、なみいる強豪を向こうに回した安定感抜群の走りにギャラリーも拍手喝采だった。
TOPICS 2
中国の強豪選手が大挙参戦して国際色豊かな大会に
昨年の大会に続き、中国(北京、上海、香港)の強豪選手が多数参戦して、国内強豪選手とのバトルを展開。NISSANファンクラスでは、リー・チェン選手がミニッツカップファイナルでは初となる海外選手による優勝を果たす活躍も! また、レース終了後は抽選会で豪華賞品をゲットしたり、他の参加選手や京商スタッフと交流を図るなど、ミニッツカップファイナルを存分に楽しんでいる様子だった。
TOPICS 3
“ミニッツガール”ことMioちゃんもレースに取材に大忙し
ミニッツユーザーにはおなじみとなった“ミニッツガール”ことMioちゃんもNISSANファンクラスに参戦! 決勝Dメインを見事に勝ち上がり、決勝Cメインに進出する奮闘ぶりをみせた。また、レースに参戦するだけでなく、レース運営のサポートや専門誌の取材対応などでも大活躍、忙しい2日間を過ごした。Mioちゃん、お疲れ様でした!
TOPICS 4
NISSANファンクラスはキッズ&女性ドライバーも活躍!
MINI-Z CUP 2016 FINAL CHAMPIONSHIP
JSCC CLASS
19名がエントリーしたJSCCクラスの決勝Aメインはオープニングラップで2番グリッドスタートの黒瀬選手が、好スタートをきったポールスタートの川上選手のミスをついてトップに浮上。その後、2番手以降を引き離して独走するが、レース中盤の黒瀬選手の転倒を機に2番手の金田選手と3番手の川上選手が一気に差を詰めてテール・トゥ・ノーズの状況となる。ここから金田選手が転倒でトップ争いから脱落。黒瀬選手と川上選手のマッチレースとなるが、22周目のインフィールドで川上選手が黒瀬選手をパスしてトップを奪還! その後もリードを広げた川上選手がトップチェッカーを受けた。
MINI-Z CUP 2016 FINAL CHAMPIONSHIP
GT CLASS
TQを獲得した昨年度のJSCCクラス覇者である山木選手と予選2位の片山選手との完全な一騎打ちとなったGTクラスの決勝Aメイン。予選で15周3分8秒台をマークして他の選手を圧倒した山木、片山の両選手は序盤から後続を引き離し、スタート直後からテール・トゥ・ノーズでレースは進行。山木選手は片山選手からの猛プッシュを受けるものの、パーフェクトとも思えるラインどりとブロックでトップを死守。しかし、レースが残り1分をきったところで山木選手が痛恨の転倒……。代わってトップに立った片山選手が、その後の山木選手の猛チャージをかわして手に汗握る超接近戦を制した。
MINI-Z CUP 2016 FINAL CHAMPIONSHIP
RALLY CLASS
オープニングラップのインフィールドでポールスタートの小泉(学)選手をかわしてトップに立った2番グリッドスタートの吉田選手がレース序盤を支配したラリークラス。これに小泉(大)選手が続く展開に。連覇を狙う吉田選手と小泉(大)選手との付かず離れずといったトップ争いがしばらく続き、一時は吉田選手が小泉(大)選手に3秒の差をつけて引き離しにかかったが、レース残り2分のところで吉田選手がバックマーカーと接触、その間隙を縫って小泉(大)選手がトップに浮上。その後も危なげない走りで後続を寄せ付けなかった小泉(大)選手がうれしい優勝を飾った。
MINI-Z CUP 2016 FINAL CHAMPIONSHIP
GRAND PRIX CLASS
今大会の優勝者と準優勝者は、日本代表としてミニッツカップ中国大会への招待券を獲得することができるグランプリクラスには17名がエントリー。ミニッツカップでもっともスピードレンジが高いクラスなだけに、その決勝Aメインでは各選手ともレベルの高い走りを披露。レース序盤こそ予選で抜きん出たタイムをマークしたTQの木戸口選手と2位の岩田選手によるトップ争いの様相を呈したが、レースが進むにつれて木戸口選手が地力を発揮。岩田選手との差を徐々にリードを広げていき、終わってみれば、唯一41周回を記録するパーフェクトに近い走りでポール・トゥ・ウィンを達成した。
MINI-Z CUP 2016 FINAL CHAMPIONSHIP
BUGGY CLASS
予選で唯一11周回をマークして頭ひとつ抜き出た速さをみせた柴田選手。その勢いのままレースをリードするかと思われたが、スタート直後の混乱などで柴田選手、岩田選手、坂本選手の予選トップ3が大きく順位を落とす波乱の幕開けとなったバギークラスの決勝Aメイン。オープニングラップを制したのは4番グリッドスタートの中村選手で、2番手以降の選手との差をじわりじわりと広げていく。いっぽう、後方からは2番グリッドスタートの岩田選手が追い上げを図るも中村選手との差はなかなか縮まらず。その後も中村選手が終始安定した走りでトップゴールを果たし、昨年大会に続く連覇を達成した。
レース参加者じゃなくても楽しめるコンテンツが盛りだくさん!
ミニッツカップ ファイナルチャンピオンシップでは来場した誰もが楽しめる催し物が盛りだくさん。今大会でもDRONE RACERやスロットカーの無料体験コーナーをはじめ、掘り出しモノが盛りだくさんのお宝ジャンク市、豪華景品をかけたミス・フェアレディとのジャンケン大会など、参加者の付き添いで来場された人やたまたま通りかかった一般の方々に向けた数々のコンテンツを用意。京商では、普段R/C製品を目にしたことがない、もしくは手にしたことがないという方々に対して、R/C製品がより身近な存在となるような活動を今後も続けていきます。
最後になりますが、ミニッツカップ2016 ファイナルチャンピオンシップの開催に際しまして全国各地からお越しいただきました参加者の皆様、ご協力・ご協賛いただきましたメーカー様、そして、2016シーズンのミニッツカップを支えていただきましたすべての皆様に、この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。