今年で3年目を迎えた「Mini-Z MEETING in 車輪村」が去る4月19日(日)、昨年に引き続き広島県神石高原町で開催されたクルマとバイクの祭典「車輪村2015」会場内、豊松小学校体育館特設会場にて開催された。明け方から小雨交じりのあいにくの天候の中、北は関東/栃木県から南は九州/熊本県まで、計84名のエントラントが車輪村に集結、「ノービスクラス」「フォーミュラクラス」「JSCCクラス」の3カテゴリーで熱い戦いが繰り広げられた。
今年も広い会場スペースを活かし、大型S字コーナーとロングストレートを組み合わせた公式レースとしては最大級のコースを敷設、初心者からエキスパートまで攻め甲斐があり楽しめるコースレイアウトとした。
ノービスクラスではミニッツレーサーを始めてまだ4ヶ月という藤本淳選手/新子選手のご夫妻をはじめ、かつてSuperTenでエンジンカーを楽しまれていた川上選手、また昨年Aメイン8位入賞の中春選手を含め計8名が参加。終始安定した走りをキープした11歳のヤングドライバー中春選手が初の表彰台中央をゲットした。
一方、実車を模したカラーリングやモデリングが楽しく根強い人気を誇るフォーミュラクラスは、オフィシャルレースとしては1年振りの開催で19名がエントリー。この日を待ち望んでいた全国のFIパイロット達が、1年間の充電期間から解き放たれたかのように予選から激しく伸び伸びとした走りを披露。気が付けば昨年の車輪村フォーミュラクラスAメイン出場メンバーが6名、その中で終始安定かつステディな走りを見せた満留選手が昨年2位の雪辱を果たし優勝した。
片や55名のエントリーを迎えたJSCCクラスは、各地区のAメイン常連選手はもとよりMini-Z CUPファイナリスト達が参加、豪華な顔ぶれとなった。中にはKYOSHO CUPにも参加されているお馴染みの選手も加わり、ハイレベル&熾烈な戦いが繰り広げられた。決勝ではGメインからDメインまで3ヒートの勝ち上がりを見せた浅越選手が会場を沸かせた。
8分間で戦われる決勝Aメインではポールポジションの本田選手が痛恨のフライング!最後尾からのスタートとなり、どこまで追い上げを見せられるかに会場のギャラリーは釘付けとなった。
レース後半、中村選手-塚本選手のトップグループの2台に追いつき、塚本選手をパスしてからの中村選手とのテールトゥノーズ、サイドバイサイドは手に汗にぎるナイスバトルを展開、ギャラリーは大いに盛り上がりをみせたが、終始安定した走りを維持した中村選手が逃げ切り、昨年の2位のリベンジを果たし見事優勝。また、昨年ノービスクラス4位からめきめきと上達、上位を脅かす存在に成長した塚本凌平選手のヤングパワーも加わり素晴らしく見応えのあるレースに選手/観客も大満足の締めくくりとなった。
尚、「フォーミュラクラス」及び「JSCCクラス」上位3名には【Mini-Z CUP2015 The Final】への出場権が付与された。
今大会は「車輪村実行委員会」並びに「福山ラジコンセンター」「RCパークら・じれ」「ラジコンshopらじまに」の各販売店様の多大なるご協力の下、開催することができました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。次回は6/20(土)・21(日)に「関東大会」が横浜で開催される。
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