KYOSHO CUP ファイナル


決戦の時は来た。日本一の栄冠はどのチームの頭上に!
ドラマチックな展開に沸いた2007年度ファイナル。


<1日目> 3月15日(土)

晴れ渡る青空。次々と埋まってゆくピットデスク。不安と期待、そして静かな興奮が伝わってくる京商サーキット。各地区予選を勝ち抜いてきた代表チームが顔を揃えたKYOSHO CUPファイナル。いよいよ日本一のチームが決まる二日間の始まりです。
パドックでは各チーム間の交流が盛んに行われ、旧友に会った歓声やチームごとの情報交換など、和やかな雰囲気が漂っています。そしてお馴染みジャンク品販売コーナーや名産品売り場、ドリンク&フード販売コーナーが並び、フェスティバルムードでいっぱい。心がうきうきしてきます。しかも今回は社屋ロビーにも販売コーナーを設け、現行商品や新商品も販売。ここだけの秘密価格で大人気を博していました。今回来られなかった方も、次回はぜひご来場を。お得感満点のショッピングが楽しめます。
さらにR/Cメーカーさんもブースをオープンし、R/Cファンにとって貴重なコミュニケーションの場を用意してくれました。今回は小川精機株式会社(O.S.ENGINE):http://www.os-engines.co.jp/双葉電子工業株式会社:http://www.futaba.co.jp/近藤科学株式会社:http://www.kopropo.co.jp/index.php三和電子機器株式会社:http://www.sanwa-denshi.co.jp/の皆様のご協力をいただきました。有難うございました。

 
11:30、いよいよコースオープンの時間です。昨年度の荒れ模様の天候を知っている常連組にとっては、雲行きが気がかりの様子。今回の青空は心強い限りと思いきや、今度は路面温度の急激な上昇が課題となりそうです。朝方は10°Cだった気温は、昼頃には18°Cになるという予想が出され、各チーム共にセッティングに苦労させられそうな気配が・・・。

 

そして予選1日目がスタート。常設コースなので、序盤からグリップ感も高く、各チームともコースレイアウトに馴れた後はセッティングを試しながら、快調にタイムを伸ばしてゆきます。中でも、常連組みは毎回コンスタントに結果を残してゆき、Sクラスでは「風月堂」チームが、Rクラスでは「SSW」チームが予選2回目のトップとなりました。
明日は予選3回目、プレスレースを挟み、午後から決勝レースが行われます。

<2日目> 3月16日(日)


コース開場はAM8:30。一番乗りはAM7:00前には準備完了だったというくらいに、京商サーキットはすでに熱気であふれています。 朝方空を覆っていた雲も、予選の始まる頃には青空に変わり、春とは思えない暑さが押し寄せそうな気配です。最高気温は19℃の見込み。暑さ対策は各チーム万全でしょうか。そして参加総数49チームを迎えた本日のファイナルの開会式が9:00ちょうどに始まりました。弊社会長 鈴木 明久による挨拶、大会委員長 高橋による運営の連絡、そして恒例の記念写真撮影を終え、いよいよ熱く、長い1日が始まります。
レース開始に当たって先にコンクールドエレガンス賞の発表が行われ、Sクラスにエントリーの「MAKINO R & D」チームが受賞。おめでとうございました。


予選3回目の後に、プレス対抗による恒例のエキシビションレースがスタート。今回のマシンは「TF-5」。電動の手軽さを持ちながら、レースマシンとしての高い性能を併せ持つことで高い評価を得ているマシンです。
観客と多くのカメラマンが見守る中、レースはTEAM KYOSHOの高麗選手が圧倒的な走りを披露。全ドライバーを1周パスして、ワークスの実力を見せつけました。電動なのに給油ストップ(!?)パフォーマンスまで見せてくれましたが、それでも優位は変わらず、ぶっちぎりの差で1位を獲得。 2番手にはR/C専門誌を押さえてPC誌「週刊アスキー」の赤澤さんが、3位に2LAPをつけて入賞。3番手はチームひろさかの廣坂氏が貫禄の走りを見せました。





さぁ、いよいよ日本一を決めるファイナルの開始です。Sクラスは京商カップ常連チームが順当に勝ち上がり、安定した走りを全チームが見せつけ、どのチームが勝ってもおかしくない接戦での展開となりました。その中でも「風月堂」チームが序盤から頭ひとつ抜き出た状況を見せ、終始安定した走行により、すべてのチームに2周の差をつけた圧倒的な勝利で、Sクラス日本一の座を獲得しました。おめでとうございます!
注目したいのは7位となった「武空調サービスJr」。中学生・高校生で構成された若いチームが、見事な走りを披露。KYOSHO CUPの未来を明るく照らしてくれました。


そして速さ際立つRクラスがスタート! 前半は上位陣のタイム差が数秒からコンマ数秒という接戦。ワンミスが命取りの展開。コーナーごとに順位がめまぐるしく入れ替わり、観客は固唾を飲んでレースを見守っています。各チームのピットクルーの懸命な指示が飛び交い、緊張感漂うレースとなりました。
レースが大きく動いたのは、ドライバーチェンジが行われる15-20分経過の時間帯。それまでトップを走っていた「SSW」チームにトラブル発生。なんとマシンを入れ替えることになり、大幅なタイムロスを被る事に。ここで一気に抜け出したのが「シンテックR-5」チーム。後続に最大時に2周差をつける大きなアドバンテージを得て周回を重ねていきます。その後給油により差が縮まったものの、1周差という、ファイナルでは珍しい大差をつけてのゴールイン。見事日本一速いチームの座を「シンテックR-5」チームが獲得しました。


これで2007年シーズンも終了。2008年シーズンは大きくルールを変更して、新生「KYOSHO CUP」となることが決定しています。より気軽に、より楽しさを増した内容で、日本一の座を目指して展開されます。ぜひチームを組んで、チャレンジしてください。また来年、この場で皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。







Sクラス
決勝Aメインレース詳細
(PDF)
【優勝】

風月堂チーム
【2位】

ペットサロンモンシュシュチーム
【3位】

MAKINO R & Dチーム

Rクラス
決勝Aメインレース詳細
(PDF)
【優勝】

シンテックR-5チーム
【2位】

フジモデルRチーム
【3位】

岡山双葉車輌Rチーム

コンクールドエレガンス
MAKINO R & Dチーム