KYOSHO MARINE CUP 2015
2015年9月13日(日) 第30回 KYOSHO マリンカップ in 王禅寺 ベリーパークinフィッシュオン!王禅寺(神奈川県川崎市)

神奈川県川崎市にあるベリーパークinフィッシュオン!王禅寺にて「第30回KYOSHOマリンカップin 王禅寺」が行なわれました。
天候に恵まれたこの日は、早朝から遠く大阪府や愛知県から遠征してきた選手をはじめ、多数の熱心な選手の方々に集まっていただきました。
特にシーウインドクラスへのエントリーが23名と多く、さらに全体では19名の初参加の選手にエントリーしていただき、新鮮な雰囲気でのレースとなりました。

レースは最初にEPストッククラスがスタート。今シーズン新製品のジェットストリーム600で好調のラジコン技術誌の堤選手が体験記事の取材を兼ねて参戦!やる気満々で優勝を狙います。
しかし、今回のEP-STクラスはエントリー9名中6名がジェットストリーム600で参戦し、ほぼワンメイクレースとなったので船体のアドバンテージはほとんど無く、ミスしない走りが重要になりました。
2ラウンド目までジェットストリーム600の矢崎選手とボランの松井選手が800Pで同ポイントでトップ、それをエアストリークの橋本選手と、ラジコン技術堤選手が525Pで追いかけます。そして迎えた最終ラウンド、矢崎選手がトップフィニッシュし見事フルマーク1200Pで優勝!松井選手は最終ラウンドでポイントを伸ばせず955Pで2位、そして3位に堤選手が755Pで入賞。同じカラーの船体が多かったので、優勝した矢崎選手がゴール後に船体を間違えて操縦してしまいクラッシュしてしまう一幕もあり、レースで目立つマーキングの必要性を各選手再認識した様子でした。

EP TNクラスはハリケーン900のワンメイクレースとなり、殿岡選手が圧倒的な速度の伸びと旋回速度の速さを見せました。1ラウンド目では矢崎選手が追い上げを見せましたが殿岡選手に追いつくことが出来ず、2ラウンド目は鈴木選手も健闘しましたが、コース外周が狭い王禅寺コースでのバトルは即リタイヤにつながるのでなかなか思い切った攻めの走りができず、終始安定した速さを見せた殿岡選手が見事フルマーク1200Pで優勝!2位に鈴木選手、矢崎選手は3位となりました。

EP OPクラスの1ラウンド目はスタート直後の第一ブイで殿岡選手のFMRと鈴木選手のショートブレードがクラッシュ!鈴木選手の船体は穴が開いてしまいリタイヤ。殿岡選手はコース復帰するも3位フィニッシュと大きく出遅れました。このラウンドは王禅寺初参戦の清選手が400Pで暫定1位に。それをARPROの四本選手とジェットストリームの橋本選手が追う展開になりました。2ラウンド目は復活した殿岡選手が400P、そして1ラウンド目不調だった矢崎選手も400Pフィニッシュしてこの時点で殿岡選手と清選手が625Pで暫定トップ、矢崎選手が569Pで3位。
そして最終ラウンド、清選手が良い走りを見せて追い上げるも300Pフィニッシュ、結果は矢崎選手が400Pを獲り969Pで優勝!清選手はわずか44P差の925Pで2位、最終ラウンドに順位を大きく落とした殿岡選手は794Pで3位と言う結果でした。

650mmヨットクラスは、時折無風状態になるコンディションと、王禅寺特有のコース上の島による無風エリアの攻略がカギとなるレースでしたが、1ラウンド目にコース終盤で他艇を待つ余裕を見せたほど独走状態の永井選手が全てのラウンドでスタートからゴールまでトップをキープし0Pで完全優勝!島の周囲で風に翻弄された根塚選手は最終ラウンド完走し2位という結果でした。

700〜900クラスはシードルフィンの藤井選手と鈴木選手、フェアウインドの長谷川選手でのレースとなりました。
風の状況からフェアウインド有利か?と思われましたが、藤井選手が風をうまく読んで船体サイズの差をものともせずに他艇を引き離して見事0Pで完全優勝! 藤井選手は7.7Pで2位でした。

シーウインドクラスは今回4ヒートでのレースとなりました。各ヒート5〜6艇の同時走航となり、スタートが混戦となりましたが、1ラウンド目に速さを見せたのは650クラスでダントツの走りを見せた永井選手。そして中川選手、佐々木選手、佃選手が0Pで暫定トップ、続く2ラウンド目もトップフィニッシュした永井選手が合計0Pで単独首位に!そして城田選手も0Pを獲り5位から2位にジャンプアップ!同ポイントで中川選手が追いかける展開になり3ラウンド目へ。ここでもトップゴールし速さを見せ付けた永井選手がフルマーク0Pで見事優勝!城田選手が1.7Pで2位、中川選手が3.4Pで3位と言う結果でした。
やはりこのクラスも同じカラーリングの艇が多く、船体を間違える場面が見受けられました。
スタートで2艇で絡んでしまいしばらく動けなくなったり、キールがブイのチェーンに絡んでしまったりとトラブルもありましたが無事に日没で薄暗くなる前に3ラウンドを終了しました。

今回はベリーパークinフィッシュオン!王禅寺様の許可を頂いて、レースの模様をビーバップドローンで空撮しました。

  • 受付&船検の様子

  • 水面手前は浅いので出走はキールが底打ちしないところまでスタッフがサポート。

  • 同じクラブのメンバーのシーウインド。
    お揃いの船台で出走待ち。

  • スタートの様子。
    混戦状態なので、たまにフライングしてしまう選手も。

  • 650クラスのレース。
    フォーチューン612のワンメイク。スタート直後から右奥の永井選手が絶妙なライン取りでトップに。

  • 700-900クラスのレース。
    手前2艇がシードルフィン770、奥がフェアウインドV。 スタート前にほぼ無風状態に。

  • EP-STクラスのジェットストリーム600の走り。
    安定感とクセのない走りに参加選手からの注目は高かったです。

  • EP-OPクラスのジェットストリーム888のバトル。
    転覆復帰するも、その間に大きな差が。

  • EP-TNクラスのハリケーン900のバトル。
    こちらは転覆復帰できずリタイヤ。その横をぶつからない様にイン側をすり抜ける矢崎選手。



EP-ST CLASS


順位
氏名
船体
1矢崎 裕史ジェットストリーム600
2松井 敏樹VOLAN
3堤  直樹ジェットストリーム600

※大会の詳細な結果はこちらから(PDF)>>

EP-TN CLASS


順位
氏名
船体
1殿岡 正啓ハリケーン900VE
2鈴木 健矢ハリケーン900VE
3矢崎 裕史ハリケーン900VE

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EP-OP CLASS


順位
氏名
船体
1矢崎 裕史ジェットストリーム888VE
2清  智紀ジェットストリーム888VE
3殿岡 正啓FMR21V EP

※大会の詳細な結果はこちらから(PDF)>>

650 CLASS


順位
氏名
船体
1永井 茂樹フォーチューン612
2根塚 洋一フォーチューン612U

※大会の詳細な結果はこちらから(PDF)>>

700-900 CLASS


順位
氏名
船体
1藤井 謙次シードルフィン770
2長谷川 克也フェアウインドV

※大会の詳細な結果はこちらから(PDF)>>

SEAWIND CLASS  ※シードルフィン770と混走


順位
氏名
船体
1永井 茂樹シーウインド
2城田 重男シーウインド
3中川 浩一シーウインド

※大会の詳細な結果はこちらから(PDF)>>