KYOSHO ミニッツミーティング 2018 in 鹿児島レポート

2018.7.29  鹿児島県薩摩川内市「サンアリーナせんだい内、特設コース 」

KYOSHO ミニッツミーティング 2018 in 鹿児島 レポート

「薩摩川内市企業連携協議会」が主催する薩摩川内市の「わくわく お仕事博覧会」が、7月29 日(日)に「サンアリーナせんだい」にて開催されました。まずこの場をお借りしまして、薩摩川内市の皆様へ京商ミニッツイベントを実施させていただきましたことを厚く御礼申し上げます。
日本で開催されるミニッツレースの中では、最南端の開催でしたが、開催の数日前から台風12号が発生し、気象情報、交通情報と“にらめっこ”となりました。しかしながら日頃の行いの良さからか、その進路とタイミングがずれこみ、イベント当日の現地は晴天に恵まれました。振り返れば現地には、駆けつけてくれた34名の選手達の姿がありました。 今回は熊本県のONE’S HOBBYさん、鹿児島のホビーサンパティオさん、がらっぱ堂さんの各店長をはじめ、有志スタッフの方々が設営、運営と力強いご協力をいただき、撤収の際には、選手の皆さん全員がお手伝いしてくれました。そんな皆様のサポートのお陰で無事に実施することができました。本当にありがとうございました。

開催クラスは、ナロー・ワイド混走の「ノービスクラス」、また、近頃セッティングの熟成もかなり進んできた「FWD」クラス、さらには、一番参加人数が多かった「ワイドツーリングクラス」、既に代表権を獲得している選手達による、ナローツーリングレギュレーションでの「エキスパートクラス」の合計4クラス。それぞれのクラスに見所があり、「わくわくお仕事博覧会」に来場される方々も、その見事な操縦テクニックに黙って見とれてしまう。どうやってコントロールしているのですか?芸術の領域ですね。まさに本当に素晴らしい“モータースポーツ“とさえ、ご感想をお話されていました。そんなスペシャルレースの真横では、小さなお子様から、親子一緒で楽しめる「薩摩川内モータースポーツアカデミー 〜京商ミニッツドライビングスクール〜」が開催されていました。薩摩川内市では、子供達の成長を応援するエンジニア養成アカデミーを検討されており、そのプログラムの一つに、京商ミニッツを利用したいとの、嬉しいお声がけを頂戴しました。また、選手の皆さんと一緒に、楽しいイベントを企画する、ミニッツ開発者の「石川 博義」が講演をさせていただき、「模型の素晴らしさやミニッツの楽しさ」を小・中・高・大学生、保護者、学校の先生、一般市民、就職希望者、企業・行政の方へご紹介させていただきました。このような機会を頂戴できましたことを御礼申し上げます。

ノービス クラス(ナロー・ワイド混走)


レースビギナーのノービスクラスでは予選トップのワイドクラス本多選手がスタート直後から抜け出し他車を圧倒しそのまま8分間を走り切りトップゴール。ナロークラスでは総合でも3位に入った東選手が優勝。

ワイドクラス
第3位 高橋 昭一第1位 本多 孝士第2位 大脇 博典
ナロークラス
        第1位 東  弘章 第2位 田中 清文

Pos.Driver NameLapTotal Time
1本多 孝士ワイド:1位418'00.840"
2大脇 博典ワイド:2位378'01.580"
3東  弘章ナロー:1位288'02.460"
4田中 清文ナロー:2位258'19.480"
5波村  晃248'09.790"
6高橋 昭一ワイド:3位112'50.860"
7宮下 進一16'01.472"
※MINI-Z CUP 2018 ファイナルチャンピオンシップ出場権は、ありません。

FWD クラス


レース序盤ポールシッターの荒木選手と筒井選手の激しいトップ争いが展開される中、大北選手も加わり三つ巴に、レース中盤に差し掛かり筒井選手が転倒し大きく後退し荒木選手、大北選手の争いに。終盤で荒木選手のミスの間に抜け出した大北選手がそのままトップゴール。

第3位 川上  剛第1位 大北 勝信第2位 荒木 雅哉

Pos.Driver NameLapTotal Time
1大北 勝信448'09.300"
2荒木 雅哉438'08.850"
3川上  剛428'04.930"
4筒井 淳二428'07.110"
5柴田 啓介428'11.300"
6川上  道408'10.420"
7長間 祐二398'01.360"
8坂口 勝弘378'03.060"
※既に出場権を獲得している選手を除いた上位3選手は、MINI-Z CUP 2018 ファイナルチャンピオンシップ出場権を獲得。

・総合1位 大北 勝信 選手
・総合3位 川上  剛 選手
・総合4位 筒井 淳二 選手 ※2位 荒木選手の辞退により繰り上げ

ワイドツーリング クラス


ポールポジションの三次選手がスタート直後のミスにより宮部選手がトップに立ちレース序盤は宮部・三次・川上3選手の争いに、レース中盤からじりじりと宮部選手が抜け出し一度もトップを譲ることなくそのままトップゴール。

第3位 柴田 啓介第1位 宮部 明典第2位 三次  翔

Pos.Driver NameLapTotal Time
1宮部 明典498'09.810"
2三次  翔488'08.810"
3柴田 啓介478'06.200"
4川上  道478'09.090"
5石川 元教468'05.790"
6坂口 勝弘458'21.230"
7小蓑 正樹398'09.140"
8大北 勝信FWDクラス代表権獲得の為、辞退
※既に出場権を獲得している選手を除いた上位3選手は、MINI-Z CUP 2018 ファイナルチャンピオンシップ出場権を獲得。

・総合1位 宮部 明典 選手
・総合2位 三次  翔 選手
・総合3位 柴田 啓介 選手

エキスパート クラス


腕自慢の集まったエキスパートクラスではポールスタートの中尾選手がレースを引っ張る展開に、自力に勝る中尾・満留・坂本(清)の3選手が終始トップ争いを演じ他車を圧倒。終盤トップ争いから抜け出た中尾選手がトップゴール。

第3位 満留  淳第1位 中尾 友和第2位 坂本  清

Pos.Driver NameLapTotal Time
1中尾 友和488'02.810"
2坂本  清488'05.120"
3満留  淳488'06.440"
4中春 正太468'05.710"
5内田 真悟468'07.950"
6佐藤 まさはる468'11.740"
7坂本  勝408'11.950"

Concours d'Elegance


荒木 雅哉 選手(FWD クラス)

薩摩川内モータースポーツアカデミー ~京商ミニッツドライビングスクール~


遊びながら学べる親子向けイベント、楽しいから学びたくなる、子供達の成長を応援するエンジニア養成アカデミーを開催した。小さなお子様の “上手くなりたいそのキモチ”を応援。コントローラーの持ち方、デジタルプロポーショナルだからこそできる、スロットル&ステアリングワーク操作を丁寧にご説明。薩摩川内市産業支援センター様、参画企業スタッフの皆様も熱心に教官として、ご参加いただいた方々にスクールを開催した。

講演:あそびにマジメ。本物のホビー体験を通じた、学べる教材活用事例~リアルを体験させる力が、これからの力になる~


講師:石川 博義(京商株式会社 RC R&Dグループ 執行役員)

世界各国で子供達に対してSTEM※1 教育の重要性が高まる中、ものづくりに必要な「技術力と発想力」を育むには「感動を共有できるコミュニケーション環境」が大切です。ミニッツを教材として自動車の構造や物理法則などを学びながら、レースに勝つ為にはどうすればいいのか?リアルな体感が子供達の想像力と好奇心を育てる機会が、ミニッツのフィールドにはあることを事例を交えながらご紹介させていただきました。また、専用コースをみんなで一緒に組立て、参加者が一丸となってゴールを目指すことによって、障がい者の方もコミュニティーに参加することができる、R/C※2サークル『RC222(アールシーミニッツ)』さんの事例や、昨年、北海道大会にてワークショップを披露してくれた『ゆい・ゆい本舗』という障がい者福祉サービスの事業所に通いながら美術支援の一環として絵を描く青山雄一さんをご紹介させて頂きました。

※1 Science( 科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)についての教育
※2 RC or R/C (radio control 無線操縦)


ご参加いただいた選手の皆様、本大会の開催にあたりご協力をいただきましたすべての皆様に、改めて、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。
また、コース変更や撤収作業にご協力いただきました皆様にも重ねてお礼申し上げます。

次回は9月1日、2日に『ミニッツカップ2018 北海道ブロック』が旭川市市民活動交流センター・CoCoDe(ココデ)にて開催となります。
今後も皆様と楽しいミニッツカップを開催していきたいと思いますので、お仲間を誘ってご参加ください。