MP9の走行を始めて約1ヶ月が経ちました。
この期間でのMP9に関する感想をレポートしたいと思います。
1)組立について
前作までのインファーノシリーズに比べ、格段に組立が容易になりました。
まずはネジ全てがヘックスビスに変更となった事で、締付け作業が楽になり整備性の向上とネジの耐久性向上にも貢献しています。
サスシャフトのEリングも無くなり、組立て易く走行時のEリング脱落によるトラブルも皆無です。
また以前まではセッティング変更の為に生じるサスアームなどの干渉部分の切削を行っていましたが、MP9ではあらゆるセッティング変更に対応出来るように設計されており、切削加工は一切行わずに組立てが出来ました。
ステアリングやスロットルのリンケージも専用のサーボホーンが付属し、走行に重要な要素であるリンケージの組立ても容易になっています。
他にも語り尽くす事の出来ない程の拘りが細部に亘って感じる事が出来ました。
前作までのクオリティーを更に高めることで、誰もがハイエンドマシーンの製作を楽しめる車になっていると思います。
2)初走行について&MP777との比較及び、MP9の良さ
走行に関しては初走行から高い性能を発揮してくれました。
まずは高い安定性と加速力の良さに驚きました。
セッティング自体もただ説明書通り組上げて、1タンク目からの走行で前作MP777の走りを凌駕する予想以上のMP9の性能に自ら虜となってしまいました。
重量配分の見直しと軽量化による加速力の良さに、ビックボアダンパーの吸収力でジャンプの処理は格段に楽になり、バギーの醍醐味でもあるジャンプをより楽しく、より速くクリアーができます。
低重心化とサスペンションジオメトリーの見直しによる走行安定性は、コーナーでの旋回性能に大きく貢献しておりステアリング及びスロットルワークが楽になり、ギャップ走破性も格段に向上しています。
あとコースをより速く走行させるにおいて重要な要素であるブレーキが細部の見直しによってハードなブレーキングタッチからソフトなブレーキングまで一定した効きと、長期間おいて維持ができ耐久性にも貢献しています。
MP9のセットアップ能力は調整幅が広く、また容易に変更が可能なのも魅力です。
車本来の安定性が高い為クイックな特性からマイルドな特性まで自在に変更も可能で、自分自身の好みに合ったセッティングを行う事ができます。レース時などにおいても刻一変化するコースの路面状況でのセットも短時間で尚且つ容易に変更が出来るのは、よりレースを優位にしてくれます。
あと各パーツの耐久性も飛躍的に向上しており、ストレス無く走行が出来ます。
加速・減速・曲がる・飛ぶと言ったバギーコースを走行する全ての要素で前作を大きく上回るクオリティーを実現出来ていると思います。
※2008年9月現在
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