小ささとスローフライトへのこだわりが、R/Cプレーン史上かつてない面白さを実現した! 濱崎 剛志

■2.4GHzを使用する新開発プロポ

WEB:
たしか市販のマイクロサーボ1個でも6gくらいありますが、今回は本格的操縦も必須目標だったと聞いていますので、サーボは最低2個は必要ですよね。それにモーター制御用アンプ、受信機にバッテリー、そして機体そのもの、リンケージパーツ・・・。かなりハードルが高かったと思いますが。


濱崎:

カーボンとピアノ線のリンゲージロッド等々、細部にわたって軽量化を徹底し、夢のスローフライトを実現。
おっしゃる通り大変でした。全体目標をかなえるために各部の目標を割り出したのですが、既存のものではどうにもならない。全部が新開発でいくぞと決めてからも、難題山積でした。開発スタートからあっという間に1年が過ぎ、2年が過ぎようとしたところで実績が上がり始め、ようやく市販にまでこぎ着けました。
WEB:
2年以上もの開発期間を費やしたミニュームプレーンの凄い内容は、ぜひ詳細ページでご覧いただきたいのですが、中でもプロポシステムに関心が集まっているようですよ。


濱崎:
プロポは本当に1から新開発です。最初は27MHz帯の既存技術でトライして、受信機、アンプ、サーボの総重量が7gというものができましたが、それ以上に進めない。そこで普及が著しい2.4GHzの採用が浮かび上がりました。ブルートゥースで知られる周波数帯なんですが、受信機ユニットを非常に小さくできる。しかも既存のR/Cモデルに影響を与えず、たくさんの同時飛行もできると、好都合な面がいっぱい。さらに国を超えての共通使用もOK。これしかないぞということになりましたが、やっぱり初めての技術というのは、いろいろと実用化が大変でした。

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