第40回 京商グランプリ2015 |
2015年12月19日 (土) 20日 (日) / 神奈川県 SRT |
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晴天に恵まれた2日間。
関東エンジンカーの聖地「SAGAMI★DO RC RACING TRACK SRT(http://sagamido.jp/circuit/circuit.html)」で「第40回京商グランプリ」が開催された。
12月18日にリニューアルオープンしたこのコースは、テクニカルなインフィールド区間、そして攻めがいのある複合コーナーと以前に増して、さらに走る楽しさがパワーアップされた新サーキット。
この場をお借りしてコース準備/整備を行っていただいた「サガミ堂」様に厚く御礼申し上げます。
エンジンカーに熱いユーザーの皆様は、足を運んでみてはいかがだろうか?
また、ブース出展・テクニカルサポートを頂いた「小川精機」様、「近藤科学」様。
取材を実施頂いた「RCマガジン」様、「RCワールド」様へこの場をお借りして御礼を申し上げます。
さらに、近藤科学様、小川精機様、三和電子様、双葉電子様、ABCホビー様、無限精機様、NASA様、サガミ堂様、ワンオーワン様、ナック様から御協賛を頂戴しました。
2015年の京商のイベントを締めくくる大事なレースで、ユーザーの皆様へ「大抽選会」を行いました。
ここにご紹介する協賛社様が支えて下さるからこそ、RCエンジンカーの世界があります。
改めて御礼申し上げます。
そして、ゲストドライバーの「道上龍選手」は、永きにわたり京商グランプリにご参加いただいており、イベントを盛り上げてくださいました。
本当にありがとうございます。
大会1日目は3回の予選、2日は4回目の予選/決勝のスケジュール。 冒頭の通り、一度も雨に濡れることなく開催することができました。 その甲斐あってか、走れば走るほどにコース・コンディションが“ハイグリップ路面”へと変化していく中、マシン的に、ドライバーの腕的に、ハイサイドをどう攻略していくかが勝負のポイントとなりました。 そして新設された「ピットスロープ」。 こちらは非常にピットマンに優しい素晴らしい設備。 ピットワークが新たな勝負(タイム短縮or増加)所となったように思われます。 |
溝脇 拓真 選手
大会前にSRTをスポンジタイヤで走ってみましたが、グリップが体感できて良いです。高城 学 選手
普段は1/8バギーをしてますが、今回はワークスメンバーが参加するので参加しました。高城 航 選手
大会前の水曜に1度練習に来て、ほぼマシンは組んだだけですが、燃料2ボトル使いました。河本 周 選手
SRTはハイグリップな路面ですので、バネを柔らかくしてTF7用バネにしてます。内海 裕史 選手 (GPツーリングスポンジ)
このサーキットには月2回くらい来てます。美和 俊光 選手 (GPツーリングゴム、GT2)
ぶっつけ本番の妄想セットでGT2がCメイン、ゴムクラスがAメインのスタートです!朝日 雄一郎 選手 (GPツーリングゴム、GT2)
京商グランプリは2回目の参戦です。野田 憲一 選手 (GPツーリングゴム)
京商グランプリは初の参戦です。
決勝Aメインは、溝脇選手(神奈川)、井田選手(神奈川)、入口(親)選手、入口(秀)選手(神奈川)、小口選手(長野)、亀谷選手(東京)、河本選手(東京)、鈴木選手(神奈川)、中山選手(静岡)、阪井選手(神奈川)という10名のオーダーとなった。
さすがの京商の若きGPツーリングのワークスドライバーの溝脇選手は予選トップで決勝を迎えた。
不運にスタート前走行で小口選手がスパーをなめるトラブルに見舞われ、賢明な作業が始まっていた。
決勝の火蓋が落とされ、オープニングラップを飾ったのは溝脇選手、井田選手、入口(秀)選手となった。
3番手の亀谷選手が3分経過前にインフィールドで痛恨のハイサイド。
溝脇選手、井田選手のテールトゥーノーズが続く、バックマーカーのクリアーテクニックさえ重要だ。
19周をクリアーしたところで2台同時に給油へ、しかし素早いピットワークでその差が1.7秒となった。
ラップカウンターを覗けば、10台とも15秒台(15.321〜15.752)というスピードでさすがにAメインのツワモノ達。
30周を超えたところで、溝脇選手のマシンがふらつき始める。
スポンジタイヤが欠けたのか?ピットストップに陥ることなく、走行を続ける。
井田選手がトップを快走。
10分を経過し、2回目の給油タイムで井田選手、小口選手、入口(親)選手、亀谷選手、鈴木選手、溝脇選手、入口(秀)選手、中山選手、阪井選手という順位。
2位、3位争いがその差 2. 5秒と激しいバトルが繰り広げられる。 15分を経過したところで、3回目の給油。
各車ラストスパートに向けて、マシンにムチを入れていく。
20分を迎える時、一体勝者は誰なのか?
唯一76L 20:12.962というタイムで、ミスを犯すことなく盤石な走りで井田選手が勝利を収めた。
2位は長野県からお越し頂いた小口選手、入口(親)選手が3位へ食い込んだ。おめでとう!
→勝ち上がり、鈴木選手(神奈川)、中山選手(静岡)、阪井選手(神奈川)
京商カップといえば!ゴムタイヤの戦い。京商グランプリでも大いに盛り上がりました。
そんな大会でAメインへと駒を進めてきた選手は、入口(秀)選手(神奈川)、渡部選手(東京)、丸山選手(栃木)、田村選手(神奈川)、吉田選手(神奈川)、美和選手(愛知)、金田選手(東京)、福島選手(神奈川)、松本選手(神奈川)、飯田選手(東京)というオーダーとなった。
1〜2コーナーに向けては全車綺麗にスタートしたものの、次なるインフィールドでは混乱となった。オープニングラップを飾ったのはTQからスタートした入口(秀)選手だ。
しかし、2ラップ目で痛恨のハイサイドを食らってしまう。
2分過ぎまでは渡部選手、そして4分過ぎには吉田選手と入れ替わる。
そして3番手には栃木から参戦の丸山選手が追いついた。
上位3台の激しいテールトゥーノーズがコース上で繰り広げられる。
そして淡々と4番手に飯田選手が追いつくも痛恨のハイサイドで散っていく。
20周目には金田選手が入り込んで来た。6分30秒過ぎに各車が第1回目の給油タイムとなった。
8分を過ぎたところで、入口選手、渡部選手、金田選手、飯田選手、美和選手、田村選手というオーダーとなった(丸山、吉田、松本、福島選手はピットイン中)。
給油を2回なのか、3回なのか各車の戦略で動きが変わる。
ここにエンジンカーの面白さがある。
ドライバーとピットマンとのチーム駆け引きが勝利を呼び寄せるのだ。
ここでベストラップを見れば(17.774〜18.354)と開きがあるようだ。
意図的なスロットルワークで計算しているのかもしれない。
トップを快走していた入口選手が46LAP目の2コーナーで大きくハイサイドを起こすが、無事にコース上へ復帰。
2番手を走行していた渡部選手がこのタイミングで痛恨のエンジンストール。
一体マシンに何が起こったのか?大時計は17分を経過していた時、コース上は5台しか残っていないというサバイバルな状況となっていた。
大時計の針が20分を迎えた時、65L 20:13.786というタイムで入口選手が勝利を飾った。
2番手に金田選手、3番手には飯田選手が0.0098と2番手に迫った。おめでとう!
→勝ち上がり、福島選手(神奈川)、松本選手(神奈川)、飯田選手(東京都)
京商グランプリのクラス入りを果たしたこのマシンは今回 4回目となり、そのマシンセッティングの熟成具合も進み参戦ドライバーも多数参加。
非常に盛り上がるクラスへと成長した。
そんな予選を見事勝ち上がってきた選手は、渡部選手(東京)、高城(航)選手(東京都)、田坂選手(東京都)、道上選手(神奈川)、高城(学)選手(東京都)、朝日選手(千葉)、木下選手(長野)、杉本選手(静岡)、安達選手(埼玉)、飯塚選手(東京)というオーダーとなった。
ゲストドライバーの道上龍選手も流石のドライビングでAメイン入りを果たした。
10名による決勝が始まる。 マシンスケールから大迫力のスタートが切られた。
コース上3台が同上に並べば、迫るコーナーへのツッコミは必死だ。
オープニングラップを飾ったのは渡部選手、そして道上選手が2番手とマシンをプッシュする、木下選手、田坂選手、安達選手、高城(航)選手、飯塚選手、朝日選手、高城(学)選手、杉本選手となった。
8周目で渡部選手が痛恨の転倒、道上選手がトップへ浮上する。
しかし渡部選手もコンマ5秒毎、周回毎に追い詰める。
渡部選手のクリーンなレース展開に会場が拍手を送る。
逃げる道上選手、そして3番手に高城(航)選手。
22周の所で道上選手のマシンの挙動がおかしくなる。
タイヤが剥がれたか?トラブルで離脱してしまう。
大時計が10分経過したところで、高城(航)選手、安達選手、高城(学)選手、木下選手、渡部選手、飯塚選手、朝日選手、道上選手、杉本選手、田坂選手という順位となっていた。
さすが京商のバギーワークスドライバー高城選手。
オンロードにおいても、周を重ねる毎に、マシンの特性を高いレベルへと引き出していく。
時計の時刻は17:00前、冬の日暮れ、空の明かりは暮れて、コースのカクテルライトにマシン達が浮かび上がる。
見えづらくなるマシン。 迫るコーナー。
冷える温度、変わる路面状況。
ピットマンが注意深くマフラーからの排気を見続ける。
キャブレーターのセッティングは大丈夫なのか?そんな時々刻々と変わる変化にドライバーは対応していく。
まさにモータースポーツと言えるだろう。
そして、15分を経過したところで道上龍選手もコースへと復帰。
時間のある限りレースを続けていく。
全車ベストラップを覗けば(18.340〜19.287)。
大時計20分を経過した所で、1位:高城(航)選手、2位:安達選手、3位:高城(学)選手となった。おめでとう!
→勝ち上がり、杉本選手(静岡)、安達選手(埼玉)、飯塚選手(東京)
2年ぶりの京商グランプリでしたが、本当に RCを心から楽しむことができました。ご参加頂いた皆様へ厚くお礼を申し上げます。今回は、久しぶりに金曜日の練習から土曜日の予選、日曜日のレースへと行いました。振り返れば、本番のレースはいろんな要素があったことを思い出します。
マシンの整備やドライバーとしての緊張感が練習走行とは異なり、実際のレースに出走することで、自分自身のレベルが飛躍的に上がることを感じました。何と言うか、それは“相手と自分との距離”。すなわち“関係値”です。
今回挑戦した1つめのクラス。V-ONE R4 で参戦した、GPツーリングのスポンジクラスは、スピードレンジがとても高かった。そして、マシンやエンジンの進化、プロポの進化を感じました。今回は表彰台には届かなかったけど、イメージ通り走れた時の気持ち良さは「ラジコンは楽しい!」の一言に尽きます。
そして、2つめの参加クラスのインファーノGT2は、Aメインの4番手の予選結果となりました。決勝は上手にスタートが切れ、レース中にトップにも立つこともできました。でも途中からフィーリングが変わり始め、22週目でトラブルが発生。
ピットに戻ったら、センターシャフトのイモネジが緩んでいて、周回を重ねる毎に、どんどん、アンダーが強くなり、アレ?おかしいなと思いつつ走行しました。駆動箇所へ大きな負担が掛かっていたことに気がつきました。そう、これは単純に整備ミス。増し締めしておけばよかった。と今になり、振り返っています。例えば、実車レースとかは、最後にタイヤへ、トルクレンチをかける。一緒ですよね。
もしかしたら、RCをやったことが無い人が聞いたら、「難しそう」って、一瞬、思うかもしれないけど、そんなことは決して無いんです。
例えば、この「インファーノGT2」は、かなりオススメ。車重によるロール感、そして、タイヤライフとかも、一生懸命走行していると、熱ダレを起こし、グリップの美味しいところのタイミングなども、まさにリアルレーシングカーとまるっきり一緒。
スタートからフィニッシュまで時々刻々と変化がある。それを感じることができる。
もちろんドライバーとしての腕も少しは必要だけど、クルマ好きになアナタならば、ここからが“アリ”かもしれません。
皆さん、実は、僕も操縦台で手が震え、足がガクガクするぐらい緊張したのはここだけの話。勝ちたい気持ちがそうさせる。
もし、本格RCをやってみようという方がいらっしゃったら、京商イベントにご参加くださいね。一緒にやりましょう。エンジンカーは最高です。
【Aメイン 結果】
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【Aメイン 結果】
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【Aメイン 結果】
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Concours d'Elegance
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丸山 泰佑 選手(GPツーリングゴムクラス) |