第41回 京商グランプリ 2016 |
2016年12月10日(土)11日(日)/ 神奈川県・SAGAMIDO RC RACING TRACK(SRT) |
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“伝統の一戦”がGPオンロードのレースシーンを熱くする!日本のR/Cレースでもっとも古い“伝統の一戦”、『京商グランプリ』の第41回大会が、昨年に引き続きSAGAMIDO RC RACING TRACK(http://sagamido.jp/circuit/circuit.html)で開催されました。開催クラスはインファーノGT2、1/10GPツーリング スポンジタイヤ、1/10GPツーリング ゴムタイヤの3つで、レース当日は地元や関東近郊の選手はもちろん、関西からの参加もあって総勢のべ約100名もの選手が集結! 12月10日、11日の2日間にわたって楽しくも熱いバトルが繰り広げられました。また、今大会にはR/C専門誌で連載をもち、京商グランプリに毎年のように参加していただいている道上 龍さんに加え、往年の名R/Cドライバーとしても知られ、IFMAR世界選手権への参戦経験もある桂 伸一さん、道上さんが監督を務めたDrago Modulo Honda RacingのチームドライバーとしてスーパーGT・GT500クラスで活躍した武藤英紀さんといった実車レーシングドライバーがスペシャルゲストとして参戦! そんなことも手伝って、第41回 京商グランプリは2016年のレースを締めくくるに相応しいお祭りムード満点の大会となりました。そして、京商グランプリに関わるすべての方の多大なるご協力のおかげをもちまして、R/Cカーの楽しさや醍醐味を2日間にわたって満喫していただける、R/Cカーユーザーのためのレースイベントを無事に閉幕することができました。京商では、2017年もR/Cカーユーザーに満足していただけるような、さまざまなイベントを計画していますので、皆様もご友人やご家族とともにご参加いただき、ひとりでも多くの方に“R/Cカーの魅力”を伝えていきたいと考えています。 また、今大会を開催するにあたってコース準備&整備を行っていただいた『サガミ堂』様、ブース出展&テクニカルサポートをいただいた『小川精機』様/『近藤科学』様/『篠永化成』様/『双葉電子工業』様、ご協賛品を提供いただいたメーカー各社様、スペシャルゲストとしてイベントを盛り上げてくださいました道上 龍さん、桂 伸一さん、武藤英紀さんにこの場を借りてお礼を申し上げます。 予選・決勝の全リザルトはこちら |
10位に終わった前回大会の雪辱を果たすべく、スタート直後からレースをリードしたポールスタートの溝脇選手。これに入口(秀)、井田、入口(親)の3選手が続く展開となったが、熾烈な2番手争いを尻目に溝脇選手は後続との差を広げにかかる。溝脇選手は、その後も終始安定した走りでラップを重ねてトップゴールを果たした。なお、1着の溝脇選手と3着の亀谷選手は賞典外のため、正式な最終リザルトは1位 井田選手、2位 中山選手、3位 入口(秀)選手となり、井田選手は昨年に続く連覇を達成。
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34名がエントリーしたインファーノGT2クラスの決勝Aメインは波乱の展開に。序盤はポールスタートの田坂選手がレースを支配したが、3分経過時に転倒によりポジションダウン。代わって渡部選手がしばらくトップを走行したが、給油時のピットイン直前にコースアウトしてクラッシュし先頭争いから脱落。優勝候補2選手の脱落でトップに浮上したのは、2番グリッドからスタートしたキッズドライバーの齋藤選手。その後も危なげない走りで他の選手を圧倒した弱冠10歳の弾丸ボーイがレースを制した。
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レース序盤にめまぐるしくトップが入れ替わる激しい展開となった1/10GPツーリング ゴムタイヤクラス。好スタートをきった予選2番手の入口選手と予選5番手の安達選手がトップ争いを繰り広げるいっぽうで、ポールスタートの丸山選手はスタート直後の混乱に巻き込まれて最下位まで順位を落としてしまう。しかし、ここで諦めなかった丸山選手。その後、ハイペースでラップを重ねた丸山選手は、トップを走る安達選手も含めた全車ごぼう抜きを披露、見事な逆転劇でトップチェッカーを受けた。
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レースの規模が全日本選手権以上で伝統もある京商グランプリは、僕にとって『冬の風物詩』的なイベントで毎年楽しみにしていますし、年末開催ということもあって“1年を締めくくるレース”として自分のなかですごく大切にしています。昨年に続き、インファーノGT2クラスに参戦しましたが、このカテゴリーのマシンは他のGPオンロードマシンに比べてロールが感じられて、かつ荷重移動を使って走らせられるのがおもしろいですね。過去には1/8GPレーシングクラスで表彰台も経験していますが、今回は日曜日だけの参加になってしまいましたので“最低でもAメイン進出”を目標にがんばりました(笑)
R/Cカーのレースはかなり久しぶりですが、走り出すとつい夢中になってしまいますね。日頃からスロットカーのレースをしているおかげで、久しぶりのレースでもちゃんと走れている気がします(笑)。もともと、僕は1/8GPレーシングカーでR/Cレース活動を行っていましたが、動きがまったく異なるインファーノGT2も操縦していてすごく楽しいですよ。僕は、R/Cカーの世界から実車の世界に飛び込んだ人間ですが、R/Cカーで得た知識やノウハウ、さらには実戦の感覚などは実車の世界でも役に立ちましたし、R/Cカーをやっていて鍛えられた部分も多いんだなぁ、とあらためて感じることができました。
今回の京商グランプリは自分にとって初のR/Cカーレース。練習不足だったので、『ちゃんと走れるのか?』、『他の人の迷惑にならないのか?』などいろいろ考えちゃって、前日から緊張しまくりでした。実際に操縦台に立っても足がガクガク震えるし(笑)。普段の生活でこれほどの緊張感を味わう場面はそうそうありませんが、これもR/Cカーレースの楽しみのひとつだと思います。今回はとにかくクラッシュしないことを心がけて走りましたが、自分が想像していた以上にR/Cカーのレースは楽しかったです。今回のレースで課題もみえましたので、今後はその部分をもっと詰めていきたいと思っています。
齋藤 楓真 Voice
「普段は電動バギーを走らせていますが、今回はインファーノGT2クラスに出ています。調子はまあまあですが、Aメイン進出を目標にがんばります!」と語っていた齋藤選手。終わってみれば予選は2位、決勝でもなみいる強豪を押さえて見事勝利。弱冠10歳の弾丸ボーイ、心よりおめでとうございます!朝日 雄一郎 Voice
「今回はインファーノGT2とゴムタイヤクラスに参戦しています。ゴムタイヤクラスはやや苦戦していますが、インファーノGT2のほうは調子がいいので、Aメインに残れれば……と思っています」。そんな朝日選手も予選4位をゲットして見事にAメイン進出! 決勝でも熱い走りを披露して3位表彰台へ。藤田 博久 Voice
「大阪からやってきましたが、疲れなんてまったくありませんよ(笑)。普段は1/5スケールを走らせていますが、今回はインファーノGT2クラスにエントリーしました。結果は気にしないで、とにかく、がんばりますよぉ!」とヤル気満々だった藤田選手。見た目が映えるボディカラーもGood!Concours d'elegance
加藤 晋選手(インファーノGT2クラス) |
抽選会&じゃんけん大会は京商グランプリならではの豪華賞品目白押し!
ご協賛メーカー(順不同)