ミニッツカップ

2016.6.18-19  神奈川県横浜市・日産グローバル本社ギャラリー

『MINI-Z CUP関東ブロック大会』レースレポート

ミニッツカップの“聖地”で2016シーズンが開幕!

14年目に突入したミニッツカップの2016シーズンが、その聖地と呼ぶに相応しい日産グローバル本社ギャラリーで開幕! 従来のオープンクラスに代わってミニッツカップの最高峰に位置するグランプリクラス、レースデビューにうってつけのMR-03シャシーのみで争うスポーツクラス、スポーツクラスからのステップアップに最適なノービスクラス(ワイド)&ノービスクラス(ナロー)という4クラスの新設に加えて、2014シーズンをもっていったん休止になったものの参加者からの要望に応えて復活したGTクラスの開催など、話題に事欠かない今シーズンのミニッツカップ。“MINI-Zガール”こと佐久間 澪さんのレース参戦、高速道路初の自動車フリーペーパー『KURUMAG.』や自動車模型の専門誌『model cars』のブース出展&レース参戦に加え、日曜日にはR/C専門誌(RC magazine、RC WORLD)の取材が入ったこともあって、2日間で154名のミニッツ使いが日産グローバル本社ギャラリーに集結! 各クラスで見どころ満点の接近バトルが展開された。


ノービスクラス(ナロー)

21名がエントリーしたノービスクラス(ナロー)は田宮選手の独壇場! 予選で1ラウンド、2ラウンドとも2位に5秒以上の大差をつけるトップタイムを叩き出してTQを獲得した田宮選手は、決勝Aメインでも他を圧倒する見事な走りで2位以下を大きく引き離し、独走態勢を築いていく。最終的には2位の木下(治)選手に2周差をつけてポール・トゥ・ウィンを決めた。
Pos.
Driver
Lap
Total Time
1 田宮 努 42L 8'07.270"
2 木下 治久 40L 8'05.440"
3 小西 浩之 40L 8'07.810"
4 梅澤 信行 38L 8'13.870"
5 木下 直紀 37L 8'00.520"
6 大塚 日緒理 37L 8'09.150"
7 杉山 秀之 37L 8'09.940"
8 上原 隆行 33L 8'06.810"
■予選レースのデータはこちら(PDF) ■レース総合のデータはこちら(PDF)


GTクラス

26名のエントリーでこの日一番の激戦区となったGTクラスの決勝Aメインは波乱の展開に。4番グリッドスタートの江口選手が好スタートでトップに立つが、高山選手、近田選手と目まぐるしくトップが入れ替わる。その後は近田選手がレースをリードしたが、終盤に近田選手が痛恨のミス……。代わってトップに立った吉田選手がそのままポジションをキープして勝利を手にした。
Pos.
Driver
Lap
Total Time
1 吉田 隼也汰 48 8'07.890"
2 近田 積治 47 8'02.510"
3 大野 仁 47 8'02.730"
4 高山 達哉 46 8'00.150"
5 江口 啓人 46 8'04.140"
6 伊藤 哲也 45 8'07.070"
7 水口 英城 44 8'01.520"
8 菅野 裕二 43 8'00.490"
※上位3選手はファイナルチャンピオンシップ出場権獲得
■予選レースのデータはこちら(PDF) ■レース総合のデータはこちら(PDF)


ラリークラス

小泉 学、小泉大晴の2選手だけが予選で13周をマークして“親子対決”の様相を呈した決勝Aメイン。ポールスタートの小泉 学選手が序盤のレースを支配したが、息子の小泉大晴選手も13秒台前半のスーパーラップで追いすがりトップに食らいつく。一時は5秒あった2選手の差は徐々に詰まり、レース残り2分のところでついに逆転! 注目の親子対決は大晴選手に軍配が上がった。
Pos.
Driver
Lap
Total Time
1 小泉 大晴 34 8'03.160"
2 小泉 学 34 8'03.520"
3 杉尾 隆史 33 8'02.530"
4 平城 剛 33 8'05.070"
5 中楯 計司 33 8'10.520"
6 山崎 洋平 32 8'03.390"
7 前田 勇雄 32 8'05.930"
8 白川 靖二 30 8'03.100"
※上位3選手はファイナルチャンピオンシップ出場権獲得
■予選レースのデータはこちら(PDF) ■レース総合のデータはこちら(PDF)


グランプリクラス

フロントローの2選手によるマッチレースとなったグランプリクラス。ホールショットをきめたTQの岩田選手に2番グリッドスタートの桑田選手が続き、序盤からテール・トゥ・ノーズのバトルを展開したが、1分過ぎに桑田選手が岩田選手をパス。その後も桑田選手のテールに岩田選手が張りつく状況が続いたが、完璧な走りを披露した桑田選手が0.4秒の僅差で優勝を決めた。
Pos.
Driver
Lap
Total Time
1 桑田 貴透 50 8'04.590"
2 岩田 直哉 50 8'04.970"
3 畑山 明陽 50 8'09.590"
4 小蓑 正樹 49 8'03.860"
5 清水 孝一 49 8'04.470"
6 小塩 晋也 48 8'01.180"
7 今井 浩二 48 8'03.750"
8 原 博昭 47 8'07.670"
※上位3選手はファイナルチャンピオンシップ出場権獲得
■予選レースのデータはこちら(PDF) ■レース総合のデータはこちら(PDF)


スポーツクラス

17名がエントリーした新設のスポーツクラスは、予選で唯一14周をマークした小栗選手がTQを獲得。決勝Aメインもレース序盤こそ2番グリッドスタートの鎌田選手に先行を許したものの、すぐさまトップを奪い返してレースをリード。その後は2番手以降を大きく引き離して、終わってみれば全車を周回遅れにする独走で小栗選手がトップチェッカーを受けた。
Pos.
Driver
Lap
Total Time
1 小栗 勝久 36 8'06.630"
2 鎌田 翼 35 8'14.210"
3 間下 翔太 33 8'07.550"
4 岡島 昌之 32 8'09.840"
5 河野 康夫 31 8'01.780"
6 戸田 幸一郎 31 8'12.880"
7 佐藤 武志 28 8'04.210"
8 佐藤 慎也 26 8'05.460"
■予選レースのデータはこちら(PDF) ■レース総合のデータはこちら(PDF)


ノービスクラス(ワイド)

予選で2番手につけた女性ドライバー稲垣選手に8秒差をつけてTQを獲得した内田選手の速さが際立ったノービスクラス(ワイド)。決勝Aメインも内田選手は安定した走行を重ね、2位に入った安田選手に2周差をつけて完勝。一方、内田選手の対抗馬として注目された稲垣選手はスタート直後の混乱で最下位まで順位を落としたが、驚異的な追い上げで3位表彰台を獲得した。
Pos.
Driver
Lap
Total Time
1 内田 幹人 43 8'08.740"
2 安田 佳弘 41 8'01.540"
3 稲垣 綾子 41 8'03.570"
4 横川 俊二 41 8'10.320"
5 原 輝信 40 8'06.360"
6 田口 博貴 40 8'09.570"
7 渡邊 良太 40 8'11.720"
8 佐保田 進 39 8'11.660"
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JSCCクラス

黒瀬、小森、小久江、根本、石村の予選上位5選手が団子状態でトップ争いを展開したJSCCクラスの決勝Aメイン。各車ともインリフトぎりぎりの攻撃的なコーナリングを披露したが、黒瀬、小森の2選手がトップ集団から頭ひとつ抜け出してテール・トゥ・ノーズのままレース終盤へ。その後、黒瀬選手がペースを上げて小森選手を引き離し、唯一48周回を記録して優勝を飾った。
Pos.
Driver
Lap
Total Time
1 黒瀬 将孝 48 8'06.320"
2 小森 健男 47 8'03.110"
3 石村 和章 47 8'10.210"
4 根本 直輝 47 8'10.800"
5 小久江 哲平 46 8'01.290"
6 小松 智実 46 8'06.830"
7 谷 聡 45 8'05.830"
8 猪股 正樹 45 8'09.660"
※上位3選手はファイナルチャンピオンシップ出場権獲得
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バギークラス

バギークラス決勝Aメインはポールスタートの芦澤選手がトップをキープし、これに浦田選手と高田選手が続く展開に。淡々と周回を重ねる芦澤選手に対し、後方では浦田選手をかわした高田選手がトップを猛追。一時は5秒近くあった両選手の差は徐々に縮まって2秒差に! しかし、ここでタイムアップのコールが……。ミスをしても決して動じなかった芦澤選手が勝利をものにした。
Pos.
Driver
Lap
Total Time
1 芦澤 真 29 8'07.190"
2 高田 宏文 29 8'08.880"
3 浦田 剛志 26 8'19.900"
4 坂本 勝 25 8'01.760"
5 中澤 康美 24 8'06.580"
6 小見 考広 20 8'16.520"
7 北原 義章 19 8'04.490"
8 佐藤 晃司 14 8'29.230"
※上位3選手はファイナルチャンピオンシップ出場権獲得
■予選レースのデータはこちら(PDF) ■レース総合のデータはこちら(PDF)


Concours d'elegance『KURUMAG.賞』

土曜日のコンクールデレガンス=“KURUMAG.賞”は、同誌の石川茂幸編集長が選出。石川編集長のツボにハマッたのは目立ち度抜群のマットイエローと、ていねいなデカールワークが目を惹いた山崎洋平選手(ラリークラス)のスバルインプレッサだった。「コンデレ狙いで仕上げたボディだったので、すごく嬉しいです。苦労して作った甲斐がありました」と山崎選手も大喜び!


Concours d'elegance『model cars賞』

Z33をベースに神奈川県警仕様のパトカーを自ら仕立てたmodel carsの鵜飼 誠編集長が日曜日のコンクールデレガンスとなる“model cars賞”を選出。副賞のmodel cars年間購読権もゲットしたのは、JSCCクラスにTOYOTA86で参戦した根本直輝選手。MotoGP参戦車両をモチーフにしたボディペイントとGARAGE HIRO製エアロでアグレッシブさ漂う1台に仕上げられていた。


レース参加者以外も楽しめるのが魅力!

今大会では京商製品の展示や物販をはじめ、実際に操縦できるミニッツレーサー&スロットカー『カレラ』の体験走行、京商製品が当たるミス・フェアレディとのじゃんけん大会など、参加者の付き添いで来場された奥様、カノジョ、お子様や、たまたま会場を訪れたという一般の方々を対象にした各種イベントを用意。京商では普段R/C製品を目にしたことがない、もしくは手にしたことがない方々に対して、R/C製品がより身近な存在となるような活動を今後も続けていきます。


ミニッツカップ恒例のじゃんけん大会

レース終了後はSPADA09LやアビトロンV2.0といった豪華賞品争奪のじゃんけん大会を実施。ご参加いただいた選手の皆様、ありがとうございました。 また、コース変更や撤収作業にご協力いただいた皆様にも、この場を借りてお礼申し上げます。





Special Thanks
KURUMAG.
model cars