父:ミニカーコーナーも大人気だね。今回もたっぷりとニューモデルがあるぞ。
息子:この赤いのはR/Cカーと変らないくらいの大きさだね。凄い迫力。
父:ランボルギーニ・カウンタックLP500S 。ウルフカウンタックだ。1/12スケールで再現されているから、とことんリアルにできているね。見てごらんよ、このコクピット。覗き込んでいると実車に乗り込んでるみたいに錯覚するよ。跳ね上げ式ドアの開閉も完璧だ。
息子:このクルマ、知ってるよ。ロールス・ロイスと、こっちの棚は……。
父:ロールス・ロイスのファントムクーペ、そしてベントレー フライングスパーだ。どちらも1/18スケールで、超高級車を再現しているね。エクステリアも内装もほんとに上質だね。塗装の膜が薄く食いついてる感じで、エッジがよく出ている。リアルに見えるのは、こういう細部まで素晴らしいからなんだよ。
息子:高級車といえば日本ではセンチュリーだよね。ここにあるよ。
父:ほんとだ。1/43スケールのセンチュリー。これも京商オリジナルだね。
息子:ランクルとかレクサスLX470も、海外で人気が高いんでしょ?
父:このあたりはJコレクションだね。この1/43を見れば、海外で人気なのも分かるよね。元々は兄弟車だけど、フロントグリルやヘッドライトの違いを、このサイズでよく作り分けてある。小さくてもここまで作り込めるっていう好例だ。お前も1/43スケールで集めてるんだよね?
息子:うん。お小遣い貯めて集めてるよ。お父さんも協力してよ。
父:そういうのは自分で何とかするもんだ。それはともかく、京商オリジナルシリーズは、出来映えが上質だ。ますます海外で人気らしい。頑張って集めないとね。色んなスケールサイズがあるけど、お前は1/43がスケールが中心みたいだね。
息子:海外のブランドも凄いのがたくさんあるけど、京商は輸入もするんでしょ?
父:今回もいろいろと発表されているけれど、お父さんが凄いと思ったひとつは「FrontiArt」だな。
息子:スーパーカーがたくさん並んでいるね。
父:エッジの鋭さというか、実車のプレスラインのシャープな再現と、ダブルカーブの滑らかな加工が素晴らしい。そしてその上に施された塗装が秀逸。レジン製なのにドアが開閉するタイプもあって驚いた。アストンマーティンやランボルギーニ ガヤルドなど息を飲む出来映えだ。それからTSMもいいなぁ。まるでロケット自動車みたいなスピードレコード車ファイヤーバード、まさかこれが1/18スケールでモデル化されているとは。
息子:農作業車もあったよね。
父:ROS社のフォードトラクターをはじめとした作業車だね。あれも珍しいコレクションだね。このカテゴリーだけで集めるのもいいね。建設機械もいろんなブランドから出ていて、どんな作業をするための車両なのか、調べてみるもの面白いと思うよ。