息子:ボクね、最近学校でスロットカーのことをよく聞かれるんだよ。
父:模型少年ってことがすっかり知れ渡っちゃったね。
息子:やってみたいって子がたくさんいてさ、そういう子には「Dslot43」を勧めてるんだ。
父:いやいや良いんじゃないか、「スターターセット」も販売されているし。ほら、ここに展示されてるじゃない。
息子:マシンはポルシェ911でトヨタ86、それにコースが付いてくる。どれくらいの部屋で遊べるんだろ?
父:スタッフさんに聞いてみようか。
京商スタッフ:6畳間のお部屋で十分楽しんでいただけます。コースレイアウトを考えるのも楽しいんですよ。
息子:あれ? こっちのはちょっと大きいマシンだ。コースに4台も乗っかってるけど……。
京商スタッフ:こちらは前回のショーで発表しました、ドイツ生まれのCarrera(カレラ)というブランドです。京商と同じく50周年を迎えるスロットカーの老舗でして、ヨーロッパではスロットカーの代名詞になっています。今走らせているマシンは1/32スケールサイズでして、非常にリアルなスケール感を誇っています。飾るだけでも十分ご満足いただける仕上げです。
父:スロットカー好きの知り合いに話したら知ってました。名門ブランドらしいですね。老舗なのに新技術を取り入れることに積極的で、デジタルシステムのDigital132っていうジャンルは2レーンに最大で6台一緒に走れるとか。
京商スタッフ:そうなんです。だから大勢で楽しめるんですよ。
息子:どういう仕組みになってるんですか?
京商スタッフ:デジタルによる信号制御を採用しているので、2レーンしかなくてもマシンそれぞれのコントロールを読み取って、ちゃんと指示通りに走るんです。
息子:でも、ぶつかっちゃいますよね?
京商スタッフ:レーンがX字に交差しているところがあるんですが、ここに差し掛かる際にタイミングを合わせてボタンを押すと、ガイドが切り替わって隣りのレーンに移動できます。この機能のおかげで、追い抜いたりブロックしたり、レースの戦略性がぐっと増します。
父:その機能のおかげなんでしょうね、さっきから見ていると大人が一番夢中になって走らせている。大きな魅力ですよね。1/32スケールっていう、若干大きめのマシンも迫力があっていいなぁ。
京商スタッフ:デジタルシステムにはもうひとつ、面白い機能があります。人間が操縦しなくても、マシンを走らせることができるんです。
父:あ、ほんとだ、操縦しているのは3人なのに、4台のクルマが走っているぞ。
京商スタッフ:プログラムカーといって、マシンを好きな一定のスピードで自動走行させられます。
息子:これなら、お父さんがいないときでも、プログラムカーとレースができるね。