大会概要 |
《レース車両》 | 車両はKYOSHOから発売されているスパーダ09シリーズのワンメイクスレ−スです。 |
《チーム参戦》 | 今回の耐久レースは、2人以上でチームを作り、チームでの参加となります。決勝レースは時間の内に必ずドライバーチェンジを行う事が義務づけされておりますので、1人のドライバーが速いだけでは勝てません。パートナーとの総合力と、ピットクルーの給油・タイヤ交換などのピット作業の速さなど、チームの総合力が勝敗に左右するまさに実車さながらの耐久レースなのです。 |
《エンジン》 | 使用できるエンジンはスパーダ09シリーズのキットに標準装備されている『シリオ09エンジン』とオプションとして発売されている『シリオ09Rエンジン』の2種類に限定されています。しかし、このシリオ09またはシリオ09Rであればエンジンの改造が自由という点がこのレースの面白い点です。極一般的な改造を行った場合、エンジンの出力は上がりますが、その分、燃費や耐久性に影響が出ます。またラップタイムは上がったとしても長期間のレースではタイヤへの負担やドライバーの集中力にも影響する為、あえてエンジンを無改造で使用する事も作戦としては十分に考えられます。特に耐久レースでは、必ずしも改造したら早くなるとも言い切れません、改造をどこまでするのか選手の腕の見せ所でも有ります。 |
《コントロールタイヤ》 | 今回の耐久レースでは主催者から支給されたタイヤのみ(1台分)が使用できます。つまりタイヤは参加車両全てが同じコンパウンドを使用します。タイヤが磨耗しても替える事は出来ません。(ホイールが破損し走れない状態の場合は本部にて交換。) つまり路面コンディションによるタイヤの性能差は各チーム変わらず、細かなセッティングが勝敗に影響いたします。またTカーの使用が認められていますが、このタイヤは1台分のみが渡されますので、Tカーを使用する場合はタイヤ交換が必要になります。Tカーを使う場合はピットクルーの素早いタイヤ交換も腕の見せ所となります。 |
《コントロール燃料》 | 今回のレースはエンジンの規制が少ない反面、燃料は主催者から支給された物を使用します。競技に使われるのはKYOSHO KANAI Fuel 20%です。ニトロメタンを20%配合の信頼性の高い燃料です。KYOSHO CUPで使われている燃料と同じもので、定評が有ります。各チームが同じ燃料を使いますので、いかにエンジンパワーをフルに引き出すかが勝敗に影響します。 |
《予選》 | 予選は1チームずつ出走し、1周のみのタイムアタックで競われます。オフィシャルのフラッグ合図によりコースインし、1周目は軽くウォームアップランを行い、最終コーナーの計測ラインを通過した時点で計測が開始され、タイムアタックを行います。再び計測ラインを通過した時点でタイムアタックは終了します。予選タイムアタックはたったこの1周で、1回だけのチャンスしかありません。選手の1周に込める緊張感がたまりません。タイムの速い順に予選の順位確定し、この予選順位が決勝のグリッドとなります。予選タイムアタックチャンスは1度だけですが、もしタイムアタックに失敗しても予選落ちは無く、スタートグリッドが後ろになるだけですので、長丁場の決勝1時間レースでは十分に挽回が可能です。 |
《決勝》 | 決勝は予選で確定した順位に従い1〜10までのスタートグリッドから一斉スタート致します。1時間で何周出来るかによって競います。1時間のコールがされた後、計測ライン通過した時点でゴールとなります。同じ周回の場合は最後に計測ラインを通過するまでのタイムが早いほど順位が上位となります。 |
《ドライバーチェンジ》 | 決勝1時間レースはドライバーチェンジの制限が設けられています。ドライバーチェンジは決勝レースがスタートし、20分までは次のドライバーに替われません。20分のコールが過ぎてから30分までの間にドライバーチェンジを行わなければなりません。40分まで第2ドライバーは他のドライバーへチェンジする事はできません。40分が過ぎてからはドライバーチェンジはフリーとなり、更に第3ドライバー、第4ドライバーにチェンジすることも可能、最初のドライバーに戻っても、そのまま第2ドライバーが走り続ける事も可能なルールとなっております。 ドライバーチェンジする際は必ずピットに車を止めて行います。コース上でのドライバーチェンジは1周減算の厳しいペナルティが科せられてしまいます。ドライバーチェンジがこのレースの見所とも言え、また勝敗を大きく左右する要素でも有ります。 |