去る10/13（土）〜10/14（日）の2日間にかけ、千葉県千葉市「幕張メッセ 9ホール」にて、本年度ミニッツオフィシャルスポットレースとなるミニッツミーティングが開催された。
今大会は、「第52回 全日本模型ホビーショー」との併催となり、京商はこれから発売する新製品の展示及び、恒例となった販売コーナーに加え、イベントスペースも大きく展開。
京商ブースは両日共に多くの来場者で賑わった。

今回のレースでは、通常のミニッツカップとは異なり、ウレタンコースではなくパンチカーペットを採用したオリジナル特設コースでの開催となった。

大会初日はRC経験の浅い方や初めてミニッツレースに参加される方などを対象とした「フレッシュマンクラス」の開催。参加者の中には北海道からの参戦、また小学生ドライバーやレディスドライバーの参加も目立ち、和やかな雰囲気のもとレースは進行した。

練習ラウンド2回、予選ラウンド3回が行われ、予選ラウンドの結果のもと全車勝ち上がりの決勝レースが行われた。
上位選手の予選結果は非常に僅差であり、どの選手が優勝するか予測出来ない展開となった。大会初日の最終レース、注目の決勝Aメインでは予選TQの「林 一弘」選手がスタートから上手く抜け出しトップを快走。途中から後続車が序々に差を詰めてきたが、終始落ち着いたレース運びで見事完全優勝を成し遂げた。
今大会のフレッシュマンクラスの優勝者の参加特典として、1/10電動オフロードRCカーフルセット「サンドマスター」が林選手のもとに進呈された。

翌2日目はミニッツオフィシャルレース初となる「ミニッツバギー」大会日。前日行われたフレッシュマンクラスの特設コースにジャンプや障害物セクションが各所に設けられた。
また、このレースの上位3選手は、ミニッツカップ2012ファイナルチャンピオンシップの代表権利が授与されるということもあり、全国大会出場を目指す参加選手の白熱したレースが展開された。

ミニッツバギークラスには、代表権を目指す「一般クラス」と、既にミニッツカップ及び販売店主催の地元カップにて代表権を獲得済みの選手を対象とした「章典外クラス」の2クラスにて開催された。
参加選手の多くが普段ミニッツレーサーでの走行を楽しむ方がほとんどであり、初のオフロードレースには苦戦を強いられる選手が多く見受けられ、障害物セクションをいかにミスなくクリアするかがタイムアップの鍵となった。選手の中にはあえてジャンプや障害物を通過せずに走行するシーンもあった。
予選ラウンドでは、上位陣が11ラップをクリア。2ラウンド行われ、「今井 浩二」選手がTQを獲得。各選手のタイム差はばらついていたが、1回のミスで順位が大きく変動するカテゴリーゆえに、決勝レースも非常に興味深い内容が予想された。

決勝Aメインは序盤からトップスタートの今井選手が後続の差を広げてリードを保ったまま進行。このまま危なげなく優勝するかと思われたが、レース後半で僅かなミスがあった隙に後続との差は迫り、トップ4は急接近！ファイナルラップまで予測出来ない展開のレースとなり、最終的に予選5番手の「小泉 学」選手が逆転優勝を決めた。
続く章典外クラス決勝Aメインは、レース開始直前にジャンプセクションと障害物レーンの位置が急遽変更され、よりテクニカルなレイアウトとなった。
しかしながら、さすがは章典外クラスのトップドライバーとあって、すぐにコース攻略を見出し、難なくコースをクリアしていた。予選から他を圧倒していた「桑田 貴透」選手が見事TQ&WINを成し遂げて、ミニッツミーティング2012は幕を閉じた。

京商イベントスペースでは、ミニッツレースの他にも一般来場者向けのミニッツ無料体験走行や、ミニッツモトライディングスクール、また1/10電動オフロード「サンドマスター」を用いた、ユーザーによる組立教室など、今回はRCビギナーを対象としたイベントに力を入れて取り組んだ。