専門誌記者レポート「R/C マガジン」 三嶋裕次郎氏(みしまん)

 ミニインファーノ09のレディセットが編集部に届いたので、早速、走らせてみた。担当はGPに不慣れな、私、みしまん。箱には専用設計されたスターターボックス、送信機、プラグブースター、燃料ポンプが付属している。

 ボディはかなり小さい。EP版に比べるとホイールベースは15o延長されているそうだが、はたしてちゃんと走ってくれるだろうか。それよりも、まず始動できるかどうか心配だ。

 なんでも揃っているレディセットだが、プラグヒーター用の電池、スターターボックス用のバッテリー、燃料は別途用意する必要がある。

 説明書を見ながら、燃料を満たす。プラグヒートを接続して、専用のスターターに載せ、車体を押し付けてみるとエンジンはあっけなく始動。ちょっと感動。

 エンジンはイタリア・スターモーター社が、京商との協力でミニインファーノ専用に開発したシリオ09とのこと。スライドキャブレターをあおってみると、「ファンファン」とコンパクトなエンジンのくせして、いい音を出す。シングルニードルなので調整が簡単で、極端に絞り過ぎなければ快調に回ってくれる。

 簡単に慣らしを終え、早速、走行開始! スロットルレスポンスは鋭く、こちらの意図どおりに加速する感じ。もっと操縦がデリケートかと想像していたが、全然そんなことはなく、パワフルで扱いやすかった。

 10分の1用に作られたダブルジャンプにも挑戦してみたが、なんなくクリア。時たま足回りの軟らかさを感じる場面もあったが、オプションパーツを装着すれば容易に改善できそうだ。
 手軽で小さいながらも、GPバギーの本格的な走りを楽しめる、それがミニインファーノ09。なんといっても、買ってすぐに走らせられるのがいいね。



予想以上にパワフルな走行で、10分の1サイズ用に作られたダブルジャンプも、クリアしてしまった。

RC magazine
(株)八重洲出版社
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説明書を見ながら、始動させてみる。難なくエンジンスタートしたが、エンジンサウンドに少々ビビリ気味?

燃料調整はシングルニードルで超簡単。最初の数タンクはやや濃い目に調整して、慣らし運転を行うといいようだ。

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