モニター当選？？：
仕事中、妻から電話が鳴り「なにか荷物届いたよ！ モニター当選って書いてあるよ」
まさか当選するなんて？！品物を見るまで信じられませんでした。
ミニインファーノ09を箱から取り出し、まじまじと30分も眺めてしまいました。
まず、走らせる前に、車体をばらしてみました。
さすがに完成度が高い！！他メーカーの1/16GPとは違いますね。
が、ちょっと気になった点が2箇所ありました。
1箇所目は、マフラーマウントをシャシー裏から止めている皿ビスが長すぎて、マフラーマウントが締まりきってません。マウントがグラグラです。
（※京商注：本製品では、ビスの長さを変更しました）
対策は、M3−6mm皿ビスをM3−4mmに交換。
2箇所目は、クラッチベルのガタです。クラッチベルを触ってみるとカタカタとブレます。前後にも1mmくらいスライドします。
クラッチ廻りの寸法をマイクロメーターで測ってみました。
パイロットシャフト外径 φ3.99
メタルブッシュ内径 φ4.19
メタルブッシュ外形 φ7.87
クラッチ内径 φ8.06
パイロットシャフト外径とメタルブッシュ内径で0.2mm
メタルブッシュ外形とクラッチ内径で0.19mm
ニードルベアリングも入っているので一概に言えませんが、ちょっと気になる寸法です。
対策は、メタルブッシュをベアリングに交換してみました。
結果は、ガタが1/3以下に減りました。（モニターなので走行時はメタルに戻しました。）
慣らし運転：
取説どおりエアクリを外し、キャブレターを指でふさいでフライホイールを2回転させてチョーク。（エアクリを外すのは砂など入りそうで心配です。）
シャシーをスターターボックスに載せ、緊張の一瞬！！
スターターボックスに押し付けると、なんと一発でエンジン始動！！感激です。
無事、1タンク目終了。ベンチ運転 ニードル3と1/2回転 温度66.8℃
2タンク目、1発始動。ベンチ運転 ニードル3と1/2回転 温度84.4℃
3タンク目、いよいよ走行です。エンジンを始動し、少しずつスロットルを開いていくとスムーズに加速していきます。
まだ、慣らし初期なのにこんなに加速してもいいの？？ もしかして絞りすぎかな？！
と思い、ヘッドの温度を計測。93.4℃。問題ありませんね。
4タンク、5タンクとニードルを5分ずつ絞って慣らしをしていると、ガシャガシャ、ガシャと異音が聞こえてきました。
どこから聞こえてくるか探ってみると、クラッチベルからです。
エンジンを止めてクラッチベル、スパーをチェックしました。異常はないようなので慣らし再開。
6タンク目、ニードル3と1/4回転 この頃から加速が鋭くなってきました。トップスピードもかなり出てきました。ヘッド温度105.2℃。
7タンク目、アイドリング状態の時トラブルが！！ ガガガッツと異音が聞こえた瞬間エンストしてしまいました。
やはりクラッチベルからの音です。クラッチベルがブレてエンジンに負荷がかかったようです。
クラッチベルのメタルブッシュはベアリングに交換したほうが良さそうですね。
8,9,10タンクと5分ずつ絞りながら無事、慣らしを終えました。
慣らしを終えた感想は、シャシーに、クラッチベルの問題がありましたが、とても完成度が高いと思います。駆動系は、ミニインファーノEPを09のパワーにも耐えられるように強化されている箇所もあるので、とても安心です。
なんといっても、エンジンの扱い易さには驚いております。
慣らし中、エンジンは一発始動。過去、私が扱ったエンジンではこんなにスムーズに慣らしを終えたエンジンはありませんでした。
シリオ09エンジンなら、ビギナーの方でも安心して扱えると思います。
さらに、鋭い加速、十分なトップスピードもあり、上級者でも十分楽しめると思います。
他メーカーの1/16とは違い、満足のいくマシンだと思います。
モニターに選んでいただき、とても感謝しております。
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